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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第216回 (座右の銘)

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いろいろな集まりの席で,わたしは自分の座右の銘について触れることがある。「座右の銘」は「ざゆうのめい」と「ざうのめい」という二通りの読み方ができるようである。わたしは,以前は「ざゆうのめい」と言っていたのだが,「ざうのめい」のほうが響きがよいと思い,いつの頃からか,そう呼んでいる。

「進みてある教師のみ人を教うる権利あり」,これがわたしの座右の銘である。

この言葉はドイツの教師養成学校の校長となった Diesterweg (ディステルウェッヒ) が述べたものであると,「師道」(小原國芳著)の中に記されている。そこには「進みつつある教師のみ人を教える権利あり」と訳されている。

わたしは,自分がなぜ,「進みある教師のみ人を教うる権利あり」と言うようになったかは分からないのだが,これも言葉の響きのせいかもしれない。

教師が進むということは,自分の専門科目,クラス経営,その他の教育に関わる問題に常に真正面から向き合い,自己を錬磨するということである。

例えば,テストの結果が自分の期待通りでなかったときに,これは教え方や問題作成に原因があるのではないかと考え,自分が足りなかったことを反省して,新たなる工夫をする教師は「進みてある教師」である。成績が悪いのはひとえに生徒のせいだと決め付けてしまう教師は,そこで進歩が止まる。

「進みてある教師」からは,その言動において,においが発せられているように感じるのは決してわたしの錯覚ではないと思っている。そのにおいが他の教員にかかり,一人また一人と新たなにおいを発する教員が増えていく。そしてそのにおいが光となって若い生徒たちに影響を与えていく。愛光の教職員がそのような集団であってほしいと願っているが,先ずは自分自身が日々生まれ変わる「進みてある教師」でなければならないことは言うまでもないことである。

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高3生は校外模試にチャレンジしています。写真は高3A組の副担任の寅岡真也先生です。

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高3A組(担任:尾﨑誠治先生)の生徒の様子です。

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高3C組(担任:栗林政貴先生)で試験監督をしている上木裕先生(進学主任)です。


2013年1月

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