「国立大洲青少年交流の家」で6月2日(月)から2泊3日で行われた「中1集団宿泊研修」に今年も引率責任者として同行した。雨が心配されたが,ウォークラリーもカヌーも実施できた。カヌーは実施直前に雨が止み,前日の雨で川の流れが少し速かったものの何とか実施することができた。引率教員と56期生の願いが天に届いたのではないかとさえ思われるような出来事であった。
中1生の英2の授業を担当していても,生徒たちと触れ合う機会が少ないので,わたしはこの宿泊研修を中1生との交流の場にできればと願っていた。
今回の「チュータのひとりごと」は,宿泊研修の入所式における校長挨拶を紹介したい。
集団宿泊研修で何を学ぶのかということについて触れておきたいと思います。
集団という言葉の反対にある言葉は個人ということになるでしょう。
個人では学べないことを集団で学ぶ。これが,集団研修における大切なことの一つであると思います。それでは個人では学べないで,集団で学べることとは何でしょうか。
それは助け合うことです。
世の中は,実は人間がお互いに助け合わないとやっていけないように作られています。例えば,君たちが今身につけているトレーニングウエア一つとってみても,材料から製品化の段階まで,いろいろな人の助けがあって出来上がっていることを思えば,世の中が助け合いの世の中になっていることが簡単に理解できるでしょう。
集団宿泊研修は,ここにいる中1生全員の皆さんが,助け合って完成させる行事です。
ルールを守ることで言うと,例えば時間を守ることも,声を掛け合えば,助け合いをすることになります。そしてこの助け合いの中から友情が生まれてくるのです。新しい友人作りにチャレンジする君たちの姿を見せてもらいたいと思います。頑張ってください。
集団で学ぶことの一つ,それはお互いが助け合うことの大切さを学ぶことではないかと述べて入所式の挨拶とします。
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先週から地区別懇談会が始まっています。
クラス毎の懇談会で話をする中3a組担任の佐藤雄一郎先生です。