2009年2月アーカイブ
昼休みに、学校食堂と図書館を訪ねてみました。
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昨日は避難訓練に続いて、体育館で「中高合同全体集会・生徒総会」が行われました。
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3学期中間考査が終わった1週間後の2月14日(土)に,中学マラソン大会を実施した。数日前の天気予報では,当日の午前中,雨とのことで,翌週の火曜日に延期される可能性もあった。わたしは,楽観主義的なところがあって,少なくとも雨は降らないと確信していた。家族にこのことを告げると,「偉そうなことを言って,降ったらどうするのですか。」と言われたが,今回は確実に天気になるという予感がした。 予感が的中して,当日の早朝には月が出ていたので,ありがたいと,天に感謝をして学校に出かけた。 確かに,天気は良くなっていたのだが,前日の雨で,グラウンドは軟弱であった。しかし,体育科主任,中村隆志先生の計らいで,体育科の教員が総出で,午前7時前から水溜りのあるところを整備し,大会を実施することになった。 開会式は体育館で行い,その後,中学1年から順番に3学年に分けてマラソン大会を実施した。距離は中学1・2年生男女とも3キロ,中学3年生は男子4キロ,女子3キロであった。 準備体操を行い,ウォーミングアップのためグラウンドを1周軽く駆けた後,学年全員がスタートラインにつき,学年主任が撃つ号砲で一斉にスタートした。 グラウンドコンディションの悪い場所があり,生徒たちは泥を跳ね上げながらも,懸命に走っていた。ベストを尽くして走る姿は見ていて気持ちのよいものであった。 各学年,数名の自宅生のご父母も応援に駆けつけてくれていた。ありがたいことである。 開会式の挨拶で,第4回ロンドンオリンピック大会の劇的な出来事,イタリアのドランド・ピエトリ選手のことを紹介し,マラソンの歴史に触れた。 その際,先日行われた「愛媛マラソン」で,本校の40期卒業生の城武雅さんが2位に入賞したこと,そして先輩の入賞を共に喜びたいと,生徒たちに伝えた。 このことを伝える中で,愛媛マラソンの男子の優勝タイムを女子の優勝タイムと間違えて伝えてしまった。 ピエトリ選手のタイムが2時間54分46秒(未公認記録)であることは,劇的な出来事の中で触れていたため,ついでにと思って原稿にないことをうろ覚えで言ってしまった結果,このようなことになってしまった。各学年の表彰式が終わった後,生徒たちにお詫びをして訂正した。 バレンタインデーと重なった本校のマラソン大会,これまでの2月のマラソン大会では経験したことのない暖かさで,生徒も係りの先生方もチョコレートのようなまろやかな春風(?)を感じる1日であった。 放課後、中1dの教室にて、「群読」の最終練習が行われていました。
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高3生の方々にとりましても,この「最後の体育大会」は一生涯彼らの心の中の宝石となって煌びやかに輝き続け,彼らが躓きそうになった時,そっと自身を支えてくれる,そんな強くて優しい自信になってくれるにちがいありません。 小学校時代に遡っても雨天での体育大会はございませんでしたし,きっと今後も経験することはないでしょう。 (しかも,「川のようなグラウンド」での体育大会は二度と体験できないでしょう。) 百年近い人生のなかの ただ一度きりの 最高に素晴らしい体育大会でした。 未来永劫語り継がれる体育大会でございました。 心より深く感謝しております。 誠に有難うございました。 わたしはこの手紙を読み,各クラスの高3生が水溜りにダイビングしている写真を見て,このように感動してくださったご父母がいることに感謝したい気持ちになった。 寮で,高3寮生の面談が終わり,高2寮生の面談を続ける中で,小,中,高の一番の思い出を聞くと,この「雨の中の体育大会」を挙げる生徒が少なからずいた。 わたしは,雨の中で体育大会を続けたことを申し訳ないと思っていたので,この手紙を読んだとき,正直,驚いたと同時に少しほっとした気持ちになったのである。 最後に,昨年の体育大会の講評で述べた言葉を紹介して締めくくりとしたい。 (大会講評) 雨の中を懸命にプレイする皆さんの姿を見て本当に感動しました。皆さんが心を一つにして学校に新しい空気を生み出そうとする気持ちの現れであると,本当に頼もしくうれしく思います。 感動をありがとう。これ以上の講評の言葉はありません。 さて,高3生のみなさん,愛光生活最後の体育大会,「北京よりも熱く!」燃えましたか。超気持ちがよかったですか。 さて,明日から燃えなければならないことは言うまでもないことですが,大学受験です。受験は今日の体育大会と同様,団体競技であります。藤村学年主任を中心にティームを組み,素晴らしい学年のティームワークでもって受験に臨むことを期待しています。 ご父母の皆様,本日は雨の中にもかかわらず,ご声援ありがとうございました。 雨の中での競技続行。愛光は何という学校かと思われた方もいらっしゃるかもしれません。ただ,先ほど,あるお母様から,よくぞ今日は体育大会を開催していただいたと声をかけていただきました。本当にありがたい言葉です。学校長として今後,天気の徳をいただけるよう,しっかりと心を正して参りたいと考えています。 今後も子どもたちの教育のためにご尽力いただくよう心からお願いいたしまして,講評のあいさつといたします。
去る10日(火)、中3生対象にLOBバンク(Lecture by OB)が行われました。
これは各界で活躍されている本校のOBが、母校の後輩たちに講演を行う企画です。
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年末に一通の封書が自宅に届いた。厚みはそれほどでもないのだが,縦の長さも横の幅もかなりあり,差出人を見ると,本校のご父母の一人である。 何だろうかと不思議に思いながら,開封したところ,中味は写真と手紙であった。 写真は,昨年9月15日に開催された本校の体育大会で,高3生がグラウンドにできた水溜りの中にダイビングしている光景を引き伸ばしたものであった。 これは,もしかしたら,雨の中で体育大会を続行したことに対するお叱りかなと思いながら手紙を拝読させていただいた。 今回の「ひとりごと」では,この手紙の一部を紹介させていただくことにする。 今年も残すところあと数日となり,校長先生におかれましても,さぞや御多忙の日々をお過ごしのことと存じ上げます。 本年も誠にお世話になりました。 有能な先生方のおかげさまをもちまして,息子たちも学業や各行事ともに充実した学園生活を過ごし,記憶に残る楽しい思い出を今年も築くことができました。 心より御礼申しあげます。 何よりも,特筆すべきは体育祭でございます。 一般に体育大会は雨天順延とされております。 ドシャ降りの中を,泥しぶきをあげて,素足で懸命に駆けていく高3生たち, 走り抜けた喜びを,やり遂げた感動を 泥の湖にダイビングをして 汗と涙と雨と泥でぐしょぐしょになりながら分かち合う 最高学年たち 彼らの喜色満面の姿は何と爽やかで美しかったことでしょう! どんなに深い感動をわたくしたちに与えてくれたことでしょう! 泥に塗れて輝いていた彼らを忘れることはできません。
昨日で中間考査が終了し、今日から平常授業再開です。
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今日は中間考査3日目です。
直前まで粘る(中2c)の続きを読む
今日の松山の天気は雨です。
中間考査2日目(中2b組)の続きを読む
今回は,生徒に放送で行った「年頭の挨拶」を紹介いたします。 あけましておめでとうございます。2009年を迎えました。新しい年が,平和で希望あるものとなることを祈るとともに,元気で新しい年に向かってチャレンジしてほしいと願っています。 今年の暦の干支は「己・丑」(つちのと・うし)で,動物は牛があてられます。 (この後,漢字「己」と「丑」について説明しましたが,ここでは省略いたします。) さて,干支からその年を見つめるのも,確かに一つのものの見方かも知れませんが,わたしは,今,世の中に現れている事象を見て,今後の進むべき道を考えなければならないと思っています。 昨年始まった,百年に一度という金融危機は,わたしたちがお金に対する考え方を変えなければならないという警鐘ではないでしょうか。 教育の理想といわれている,真・善・美・聖・健・富の6つの文化価値の6つ目の富の教育は,富のための富,儲けんがための教育,そのようなことになってはならないのです。 キリストの言葉にも「汝ら神とマンモンとに兼ね仕うることあたわず」とあります。マンモンとは,英語mammon[マモン]で,「強欲」を司る悪魔のことです。また,ドイツの哲学者,テオドル・リップスは,「富は,その人が精神的に消費しうる程度に持たしめよ。」と述べています。 これらの言葉は,富を持つことは素晴らしいことではあるけれども,その使い道を考えなければならないことを教唆する言葉であると思います。富は人のために生かされてこそ初めて意味を持つのです。 ここで,経営の理念について触れてみましょう。「高く仕入れて安く売る」,これこそが単純明快な経営の理念であるとわたしは考えています。つまり,高く仕入れて生産者を喜ばせ,安く売って消費者を喜ばす。その両者の喜びが社会を動かしていくのだということです。 この「高く仕入れて安く売る」の精神は,利他の精神,助け合いの精神,そして,「われらの信条」の中で述べられている「愛と光の使徒たらん」という精神と相通ずるものです。つまり,人は他人のために存在するという考えが底流にあるのです。 ある会社の社長は,「高く仕入れて安く売る」のでは,経営は成り立たないと言っておりましたが,わたしは,この「高く仕入れて安く売る」という経営理念こそ,世界の経済を動かす根本理念だと思うのです。 (この話は「チュータのひとりごと」第203回でも触れています。) 今回の話は,現在の皆さんに直接には関係のない話と思われるかもしれませんが,皆さんの富に対する倫理観は重要なことだと感じ,話題として取り上げました。 社会の動きだけではなく,自分の身に降りかかってくる出来事は,次に何をしたら良いかということを考えるきっかけを与えられたと思って,常に前向きな人生を送ろうという気持ちを持つと,次第に道が開けてくるものです。日々,それぞれの考え方を正す姿勢を忘れないでほしいと思います。 最後に51期,高Ⅲ生の皆さん,いよいよ,センター試験が目前に迫ってきました。毎日,懸命に努力を続けていることと確信しておりますが,自分を信じ,最後の最後まで,緊張感を途切れさすことなく,学習を続けてください。必ず良い結果に繋がります。心から健闘を祈ってやみません。 それでは全生徒の皆さん,今年も共に頑張っていきましょう。 |