「ホテル大雪」では,ホテルの浴衣を着用してもよいということで,男子生徒は多くの生徒が浴衣とはんてんを着用していた。不思議なもので,浴衣とはんてんを着ると,一般客と区別がつかなくなるほど大人に見える。中には「おじさん」っぽく見える生徒もいたが,みごとに着こなしている姿に驚いた。
二日目は午前中に旭山動物園を訪問した。天候は予報と違って晴れたために,かなり暑い1日となった。今年の園内の見どころは,「エゾシカ」と「オオカミ」であったが,「オオカミ」のほうは夜行性ということもあって,昼寝をしており,声をかけても目を開けるだけで,あとは無視を決め込んでいた。生徒たちは旭山動物園の見せるための工夫を凝らした様々な場所を求めて,散策を楽しんでいた。
午後は美瑛の丘を車窓見学し,「新栄の丘」と「千望峠」で記念写真を撮った。その後,ラベンダーで有名な「ファーム冨田」を訪問した。ここでは時期的に,ラベンダーの花を見ることはできないのだが,ラベンダーソフトに人気があり,生徒たちは濃厚なラベンダーソフトクリームを味わっていた。二日目の宿は,「富良野プリンスホテル」であった。このホテルに2泊するのであるが,夕食,朝食ともバイキング形式で,食事のメニューに生徒たちは満足しているようであった。
三日目はこの旅行の目玉ともいうべき,自然体験学習である。一番人気の「ラフティング」を全員で,「フィッシング,マウンテンバイク,ネイチャーウォーク,ホーストレッキング」の中から一つを選択し,午前,午後に分けて,自然との触れ合いの時間を堪能した。雨が心配されたが,ほとんどの時間が曇りで,すべての研修を実施することができた。しかし,曇るとさすがに北海道である,やや寒かったという報告があった。