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チュータ日誌

2009年12月アーカイブ

冬休みになりましたので、しばらくの間「チュータ日誌」はお休みさせていただきます。

再開は冬休み明けの1月14日を予定しています。

来年も「チュータ日誌」をよろしくお願いいたします。

入学試験準備

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 今日で今年の授業は終わりです。

個別指導+父母面談+トイレ掃除

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今日は3つの話題を紹介します。(すべて先週の土曜日の出来事です)

先日,進学主任の佐藤晃先生から,予備校で頑張っている浪人生を激励する言葉を,色紙に書いてほしいと依頼を受けました。

これまでにも,何回か依頼を受けて,終業式でも触れた「続いてこそ道」とか「人の喜ぶ姿を先に見る。」というような言葉を書いたのですが,今回は「自分の置かれた立場で最善を尽くすことが明日への扉を()ける。」という言葉を浪人生に贈りました。

この地球上に自分が存在することは,まさに奇跡的なことだとわたしは常々感じています。皆さんも,日本の小さな島,四国にある愛光学園に在籍し,個性あふれる,素晴らしいクラス担任のもとで共に結ばれているという絆を不思議に思うことはありませんか。

皆さんが親を選ぶことができないように,学校のクラス担任も皆さんが選ぶことはできません。どちらかというと宿命に近いものがあります。ところが,自分が社会でどのように進歩していくかは,皆さん一人ひとりの心構えで異なってきます。つまり,運命は自分の心の持ち方でいくらでも変えることができるということです。

占い師に「あと何年しかこの世に生存できませんよ。」と言われ,それならばということで,自分が持っている財産をすべて使い果たしてしまった人がいました。ところが,占い師が指定した年度を過ぎても元気であったため,その後,大変,苦労をしたという話を聞いたことがあります。全財産を投げ出したから,その人は助かったのだということもできるのですが,運命はあらかじめ決まっているものではない,運命は自らが切り開くものであるというのがわたしの考えです。運命は自らが切り開くことのできるものであるからこそ,人生は面白いのです。自分の心の持ち方で,運命はいかようにも変えることができる,やっただけのことが,きちんと結果としてついてくるからやりがいがあるのです。人参の種を蒔けば人参の苗が生えてきます。大根の種を蒔けば大根が生えてくるのです。大根の種を蒔いて,人参が生えてくるようなことがあれば,ややこしいことになりますが,そのような出来事はこの世の中では決して起きようがないのです。

大根や人参は目に見える具体的な形で結果が現れるため,分かりやすいのですが,努力という目に見えない種まきは,やはり,目に見えない形でしか収穫ができないのです。しかし,努力の収穫は,実感として自らが感じ取ることができるものであるということは,皆さんの経験から想像できるはずです。

わたしは,高3,高2寮生の面談を現在も続けていますが,彼らから成績を上げるために何をしなければならないかという質問を受けることがあります。わたしは,今の自分とは違う姿の自分を発見できるような学習をし,しかも,それを3か月続けることができれば,必ず結果が出ると答えています。

わたしは校長に就任させていただいた最初の始業式で,旧訳聖書の箴言(しんげん)集の一文,No vision, the people perish. という言葉を紹介しました。日本語では,「幻なければ民滅ぶ。」と訳されています。もちろん,ビジョンや夢を持つことはとても大切なことでありますが,今を懸命に生きるという努力があって,その後に,夢や幻が目の前に現れてくるというのも事実です。

今を懸命に生きることのできない人間に,ビジョンや夢が湧き上がってくることはないというと,言い過ぎでしょうか。

「自分の置かれた立場で最善を尽くすことが明日への扉を()ける。」という言葉を浪人生に贈ったのには,このような思いがあったからです。

在校生の皆さんは,愛光という教育の場に置かれているのです。この愛光生という自分の置かれた立場で最善を尽くすということはどのようなことかということを,真剣に考えていただき,明日への扉を開く道をしっかりと歩むことを願っています。

 

 最後に52期高3生の皆さんにお願いをしておきます。

皆さんの入試合格は,愛光に繋がる者すべての喜びです。これからさらに厳しい状況が続くと思うのですが,その先に皆さんの合格を,祈り,喜ぶご家族や先生方,先輩,後輩がいることを忘れず,同胞の力を糧として頑張っていただきたいと心から願って3学期始業の挨拶といたします。

 

平成21年の「チュータのひとりごと」は今回が最終です。

皆さん,ご家族おそろいで,良い年を迎えられますように。

中3公民授業(経済の授業)

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先週の土曜日の授業の様子を紹介します。

昼休み

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4時間目終了後、中1のクラスと、図書館へ行ってみました。

クリスマスケーキ(高ⅠE)

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全国的にも真冬の気温ですが、

ここ松山も寒い日が続いています。

 昨日の7限目に、高校部の生徒会長立候補者4人による立会演説会がありました。

赤い羽根共同募金

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 朝から曇った冬空です。

外庭掃除+クリスマスリース

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外庭掃除の様子を紹介します。

昼食後,きちんと掃除をし,帰り支度を始めたのですが,いっこうに雨が止む様子がありません。興居島中学から港までは,2キロ半の道のりがあります。かなりの雨の中,中1生を歩かせるのは苛酷であると思われたので,興居島中学の職員室に出かけて行って,電話を貸してほしいとお願いをしました。現在のように携帯電話があれば,そのようなことをする必要もないのですが,当時の電話は据え置き型のものしかありませんでした。電話を借りて船会社に電話をし,船を興居島中学の前の港に回してほしいとお願いをしたのです。実は興居島中学の正門から50メートルのところに,夏の海水浴シーズンに利用する港があったのです。

船会社に勤務していた,わたしと同級生の事務職員が船長と相談をしてから返事をするということで,しばらく待っていたところ,船長の決断で,興居島中学の前にある桟橋に船を回してくださることになりました。

船が港に到着したとき,生徒たちは歓声を上げながら乗船したのですが,その光景はいまだにわたしの記憶に残っています。

乗船すると顔見知りの人たちが客席にいたので,「皆さんの時間を遅らせて誠に申し訳ない。」と述べたところ,快く受け入れてくださったのです。

このときほど,興居島に生まれたことを誇りに思ったことはありません。

船長は200名の中1生が雨の中を歩く姿を想像し,決断をしてくださったのだと思います。本当にありがたいことでした。

最後に,52期高3生の皆さん,センター試験まであと48日です。以前にも申し上げましたが,入試では奇跡は起こりません。やっただけが返ってくるのだということを,忘れないで,この後の一層の努力を続けてもらいたいと思います。現役生は,これから,まだまだ伸びるのです。そして,最後の最後まで強いチャレンジの気持ちを忘れないでください。

皆さんの合格は全愛光生と全愛光教職員の喜びであります。センター試験に向けて頑張ってください。

高2以下の皆さん,皆さんもいずれ受験の時期を迎えます。今,どうも調子がよくないと思う皆さんは,本気になって3か月努力してください。それでも駄目なら,もう3か月努力を続けてください。今までの自分と異なる自分を発見できれば,必ず結果が出ます。先日の中・高のクラスマッチでも触れましたが,大リーグシアトルマリナーズのイチロー選手は,「小さいことを重ねることがとんでもないところへ行く唯一つの道」と述べています。わたしは,「続いてこそ道」と言ってきましたが,学問道もやはり続けなければ結果は出ないのです。

そして,この若い時期にこそ勉学に燃えてもらいたいと申し上げて,2学期の終業式の挨拶といたします。

 

中3ロブバンク+学年全体会

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今日の4時間目に中3生対象のロブバンクが実施されました。

電流の実験(中1)

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物理教室において、理科1(担当:一色先生)の実験が行われました。

中3家庭科の授業

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今日は5時間目の中3c組に行きました。

高ⅠE組 古典

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 今日はずいぶん冷えて、廊下を歩くときはつい足早になってしまいます。

中2中学生徒会立会演説会

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クリスマスが近づいてきました。

 

 

 

 

生徒手帳・宗教

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今日の午前中に、中1生の「生徒手帳・宗教」の授業が行われました。

新型インフルエンザが流行していますので,感染拡大を防ぐため,終業式の挨拶を放送で行います。

2学期を振り返ってみたいと思います。

2学期には大きな行事として,文化祭がありました。

 今年の文化祭のテーマは「華」で,文化祭実行委員長の高2長田祥君が華とは「一番素晴らしい状態を示す一文字です。」とパンフレットの中で述べています。一番素晴らしい状態を作り上げるために,文化祭実行委員が中心となり,全校生徒の協力のもとに文化祭を開催できたことを,共に喜びたいと思います。

 今年の文化祭では生徒の皆さんに大きな苦労をかけることになりました。

 まず,耐震補強工事のため,様々な制約が設けられたことです。発表の場所が制約されたことについて申し訳なかったと思っています。

また,耐震補強工事に続いて新型インフルエンザの問題が起こりました。8月末の補習期間に中2と中1が学年閉鎖となり,寮生にも全員帰省してもらい,1週間休校としました。この点についても,皆さんに苦労をかけることになってしまいました。われわれが予想していたよりも早く,罹患者が出たため,学校の「新型インフルエンザ対策ガイドライン」がぎりぎりで間に合うという事態に陥りました。このような状況の中で,文化祭が果たして開催できるのか,非常に不安な気持ちになったことは事実です。中・高のうち1学年でも学年閉鎖があれば,文化祭を中止しなければならないと判断し,最悪のケースに備えて,中止になったときの君たちへの挨拶まで作成していました。

しかし,文化祭当日には,一人の罹患者もいませんでした。これは本当に不思議なことで,文化祭開催への皆さんの熱き思いが天に通じたのだとわたしは考えています。

2学期には,そのほかにも,先日の学園関係物故者追悼式,そして,中1は遠足と合唱コンクール,中2も遠足,中3は研修旅行がありました。

さて,始業式や終業式ではやや硬い話をすることが多いのですが,今日は少し話題を変えて,中学の遠足で起こった出来事を皆さんに紹介したいと思います。

もう15,6年も前,わたしが中学1年生の学年主任をしていたときの話です。

わたしは松山観光港の沖合いに浮かぶ興居島の出身であります。わたしは自分の生まれ故郷に誇りと愛着を持っており,当時,中学の遠足の目的地は興居島と決めていました。

港から3キロ歩いたところに,「わしが巣海水浴場」があり,ここで,バーべキューをし,たこ飯を食べることが多かったと記憶しています。クラス行事もここで行うことがあり,そのときには船釣りをすることもありました。小型船舶免許を取得したのは,このクラス行事を実施するためでした。

この中1の遠足については,興居島中学の校長先生に,雨が降った場合に,弁当を食べる場所として校舎のどこかを提供してほしいということを予めお願いしていたように記憶しています。遠足当日,出発の折には曇っていたのですが,天気予報で途中から雨になることはある程度予想できました。そのような状況の中で実施するのもどうかと思いましたが,学校行事ですから,雨が降っていないのに出発しないわけにもいきません。また天気予報も今のように正確ではなかったため,何とか天気がもってくれることを期待して,元気よく出発しました。興居島の由良港から3キロ歩いて目的地に到着し,しばらく曇りの状態が続いたのですが,弁当を食べる頃に予想通り雨が降ってきました。そこで,「わしが巣海水浴場」を離れ,500メートルほど離れたところにある興居島中学へ向かいました。中学の校長先生は,わたしたちの昼食のために体育館を提供してくださいました。その体育館は新築したばかりのぴかぴかの体育館でした。まだ落成式が終わっていない新築の体育館を提供してくださったのです。これには驚きました。わたしは興居島中学の卒業生ではありますが,いくら卒業生と言えども,校舎を貸してほしいと頼むのは,少しずうずうしいのではないかと,気が引けていました。ところが「どうぞ,どうぞ。」と言って快く愛光の中1生に新築の体育館を提供してくださいました。今も校長先生の好意に対して感謝の念を抱いています。

 

中1体育の授業(マラソンの練習)

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今日は、2時間目の体育の授業(中1d組)を紹介します。

中1,2 テスト終了

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今日、2学期末テストの最終日でした。(中1,2)

3学期始業式+授業開始

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 新型インフルエンザの学年閉鎖の振り替えが行われていた中1、中2以外は、

12月1日(火)、2日(水)期末休暇が終わって、今日から3学期です。

中1,2生、帰ってきました!

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今年もあと1ヶ月となりました。


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