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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第276回(年頭挨拶(平成22年1月14日))

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あけましておめでとうございます。2010年を迎えました。新しい年が,平和で希望あるものとなることを祈るとともに,新しい年に向かって元気でチャレンジしてほしいと願っています。

昨年の暦の干支(えと)は己丑(つちのと・うし)でした。

暦の上から,昨年度2009年を眺めると,新しくて力強い紀律が生まれる年になるということが期待される年であると申し上げました。

中略

さて,今年の暦の干支(えと)は庚寅(かのえ・とら)です。

''(かのえ)という漢字は杵を両手で持ち上げる形を表しており,その意味は,古い仕組みを一掃すると言われています。

  また,'寅'(とら)の文字は,弓矢の矢を両手で引っ張る形を表しており,引っ張る,伸ばすの意味を表すと言われています。

このように暦の上から2010年を眺めてみますと,良き伝統を守りながら,古くなってしまった仕組みを一掃して,新しい仕組みを伸ばしていく年になることが期待されている年であろうと思います。わたしたちも共に,新しく,力強い歩みを進めていきたいものであります。

今年も生徒の皆さんから年賀状をいただきましたが,中に,一通,決意を表明する手紙を受け取りました。庚寅(かのえ・とら)の年にふさわしい内容であると思いましたので内容の一部を紹介いたします。

―― 自分は入学当初の初心というものを忘れ,「この学校で頑張るんだ。」といった意気込みも今では,「楽しければいい。」といったものに変わっているような気がします。勉強法をどう変えるとかといったそんなことよりは,根っことなる自分の勉強に対する気持ち,それを変えなければなりません。変えるのは誰でもありません。自分です。 ――

わたしは,この文を読んで,古くなってしまった仕組みを一掃し,新しい仕組みを伸ばしていく年にふさわしい決意文であると感じました。人間はいつでも心を定めることができます。しかし,「続いてこそ道」,続けることが難しいのです。まず,3か月間続けてください。だめなら,半年続けてください。必ず結果が出ます。今後の努力に期待しています。

初代校長,田中忠夫先生は,

 常に勤勉であること

 魂の高貴なこと

この2点が大切であると述べています。

この二つの言葉を,新年の言葉として皆さんに贈りたいと思います。なかなか難しいことではありますが,教養人を目指す皆さんにとって,大切な心構えであろうと思います。 繰り返します。「常に勤勉であること」,「魂の高貴なこと」です。

 最後に52期,高Ⅲ生の皆さんに申し上げます。いよいよ,センター試験が目前に迫ってきました。毎日,懸命に努力していることと確信しておりますが,自分を励まし,自分を信じ,最後の最後まで,緊張感を途切れさすことなく,学習を続けてください。必ず良い結果に繋がると信じています。心から健闘を祈ってやみません。それでは全生徒の皆さん,今年も共に頑張っていきましょう。年頭の挨拶を終わります。

 

先生1.JPG

昨日のセンター試験の会場(松山大学)です。

先生2.JPG

高3担当の先生方が会場で激励していました。

生徒.JPG


2013年1月

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