校長就任後,松山で10月末に開催される同窓会には,毎年出席させていただき,挨拶やお礼を申し上げているが,2年に1度開催の関東の同窓会には,本校の地区別懇談会と重なるために1度も出席できないでいる。このことをわたしは大いに気にしていたのだが,この3月に関東の役員会に出席して,お礼やら近況報告をさせていただく機会を得た。
役員会は原宿で行われるとのことで,同窓会担当の寺崎仁樹教諭と目的地に向かった。原宿の駅で下車したとたん,違和感を覚えた。それもそのはず,自分と同じ年代の人間は一人として見受けられない。よく見ると10代後半の若者が多いようであった。背広姿の二人がキャリーバッグを引っ張って竹下通りを歩く姿は絵になるはずがない。
同窓生の役員が集まっている場所に到着すると40名ほどの卒業生が集まり,すでに会食が始まっていた。少し食事をいただいたところで,挨拶と学校の近況報告,特に今年の前期の大学入試結果について簡単に触れさせてもらった。
挨拶の中で「首都圏会場入試」, 「中3進路探求旅行」, 「東大オープンキャンパス」, 「就職ガイダンス」,「新入大学生歓迎会」,2年に一度の「同窓会開催」などのお礼,さらに,「愛光スカラシップ55」の奨学基金の募金にご協力いただいていることへのお礼を申し上げた。
次に建学の精神について少し触れた。1期,2期生の同窓生も出席してくださっているこのような会で紹介できる愛光共通の理念は当然,初代校長田中忠夫先生が起草した「われらの信条」である。