昨年度,中1生を対象に,毎週月曜日,「生徒手帳・宗教」という時間を設けた。場所は聖堂を利用した。これまでにも,「生徒手帳・宗教」という時間はあったのだが,聖堂を利用して,1年間を通して実施したのは,57期生が初めてである。
授業の流れについては,以前にインテルノスで紹介したが,実際の流れをもう一度記してみよう。
平成22年2月8日(月)の進行要領
○生徒入室(授業開始前の奏楽 担当:泥谷強史先生)
○入室した生徒から静かに聖書に記されている出席番号の席に着く。
○生徒司会(10分)
起立 礼「よろしくお願いします」
聖歌(全員) 2曲 「主われを愛す」2番まで
「神ともにいまして」2番まで
聖書朗読(日本語) → 担当:生徒(朗読台)
聖書朗読(英語) → 担当:生徒(朗読台)
英語指導 → 担当:学校長
○お祈りと聖書の解説(5分) → 担当:サンチャゴ・サイス神父
○2月誕生者お祝い 生徒司会が2月の誕生者を前に出し,並ばせる。(5分)
「おめでとう,たんじょうび」を全員で歌う。 (オルガン担当:泥谷強史先生)
サンチャゴ・サイス神父から,全員に誕生日のお祈りと祝福及びそれぞれの生徒に誕生日の祝福
○誕生者はそれぞれ13歳の抱負について発表(3分)
○「われらの信条」暗唱(2分)
○校長講話:「人を感動させるということ」 (15分)
○生徒司会 聖歌を歌いましょう。(8分)
聖歌「しずかにしずかに」2番まで
「聖霊を求める祈り」2番まで
○最後のお祈り → サンチャゴ・サイス神父(2分)
○生徒司会 起立,礼 「ありがとうございました」
○奏楽(泥谷強史先生) 奏楽を聞きながら静かに退場
誕生者のお祝いは各月の最初の週に行うので,残りの週は講話の時間を長くとることにしている。
生徒たちの日常生活で清らかな聖歌を口ずさむことができるということは,日本人の心を捉えて離さない歌を口ずさむのと同様に,世界的教養人を目指す人間にとって大切なことだとわたしは考えている。
今では,生徒は20曲くらいの聖歌を歌えるようになった。3学期末に実施された「中1修了の会」の際,生徒の演奏で全員が聖歌を2曲歌ったが,泥谷強史先生の日頃の聖歌指導もあって,素晴らしい歌声が響いていた。また,「修了の会」の最後に,「われらの信条」を全員で暗唱するのを聞きたいと,わたしから要望すると,元気の良い大きな声で,しっかりと暗唱ができた。「われらの信条」の内容は中1生には難しいかも知れないが,10年,20年経過したときに,きっと,人生の指針となるに違いないと思いをめぐらしつつ,わたしも生徒と共に暗唱した。
*CLE Christian Life Education の頭文字