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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第296回(54期生修学旅行報告(2))

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○二日目

旭山動物園

動物園のオープンは930分であったが,出発時の集合が予定よりも早かったこともあって,開園前に到着し,本校が入園一番乗りであった。昨年は,オオカミの森ができたので,最初に訪れたところ,肝心のオオカミは夜行性のため,昼寝をしているのを見てがっかりしたことが記憶にある。今年はシマフクロウの館がオープンしていたが,毎年何らかの新しい工夫を加えて,訪れる入園者の注意を引くように運営されている。この工夫がさらに入園者を呼ぶのであろう。たくさんの人々がこの動物園を訪れている。

どのようにしたら,入園者が喜び,満足するかを常に考え,工夫を重ねてきた結果,今の旭山動物園があるので,これは教育の世界でも同じことが言えるのではないだろうか。

後藤純夫美術館

美術館の館長が松山の久米の出身ということで,毎年,本校の生徒たちの訪問を楽しみにしていただいていて,説明にも熱が入るとのことであった。絵画の素養のないわたしのような者でも,作品の素晴らしさに圧倒される。富良野を訪れたときには,ぜひ,訪問をしていただきたい場所である。

○三日目

自然体験 

コースに分かれて,それぞれ北海道の自然を体験した。特に全員が体験するラフティングは良い思い出になったことと思う。フィッシングでは,時に,自分を釣ってしまう生徒がいるのだが,今年はそのようなこともなく,釣果も良かった。

○四日目

ホテル・ベルヒルズで植樹

ホテルのオーナーのご好意で,49期生の宿泊から毎年「ヤマザクラ」が記念植樹されている。昨年度は諸事情でホテル・ベルヒルズには宿泊できなかったのだが,昨年の植樹場所に,きちんと植樹されており,オーナーに感謝を申し上げた。

ヤマザクラの花言葉には,「あなたに微笑む」という意味があると分かったので,ホテルに対するお礼の言葉の中で,「生徒の皆さんが,将来恋人同士で,あるいは家族連れでこの場所を訪れたときに,このヤマザクラがきっと微笑んでくれるのではないか。」と述べた。また学級自治会議長の代表から立派なお礼の挨拶があったことも付け加えておきたい。

札幌 自主研修 

この自主研修も,生徒が修学旅行の最も印象に残る思い出としてあげる研修である。それぞれのグループで目的地を決めて,札幌の街のあちこちを思い思いに訪問する,確かに生徒にとって素晴らしい体験であろう。

初日,二日目,三日目のホテルが廊下をホテルのスリッパで歩いてよかったこともあって,全日空のホテルの廊下を室内用のスリッパで歩く生徒がおり,注意が必要であった。いずれ,経験を積んで分かってくることではあるが,このようなことを繰り返しながら,少しずつ教養人に近づくのである。

○五日目

二人の女子生徒の誕生日のお祝いがあった。全日空ホテルの朝食の席で,誕生日の歌を女子生徒が歌ったが,これもティームワークのよさが出ているのだと感心した。わたしもCLEの時間に歌っている「おめでとう,誕生日」という歌を歌わせてもらった。

午前中に札幌から小樽へと向かい,小樽の街を見学した。小樽では昼食に寿司を食べた生徒が多かったようだが,最近では,松山も小樽も寿司の味に大きな変化はないように思われる。

小樽の見学を終えて,新千歳空港へと向かった。ここで5日間旅を共にした運転手とガイドにお別れするのであるが,各クラスで企画したお別れのセレモニーが披露された。

新千歳空港を出発した後,空港に濃霧が発生し,着陸が困難になったとの報告があったが,濃い霧を残して北海道を去るなど,この学年がいかにロマンティックな学年かということを感じさせる自然現象であった。


2013年1月

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