補習の5時限目が終了した後,中1から高1までの生徒が全員体育館に集合し,歓迎式典を行った。その歓迎式典の式次第を次に紹介しよう。
道明中学・高等学校歓迎式
1 道明中学高等学校生徒・教員入場
2 学校長歓迎挨拶 (日本語・英語)
3 生徒代表歓迎挨拶(生徒代表2名 日本語・英語)
4 道明中学・高等学校 校長挨拶(日本語)
5 道明中学・高等学校 生徒代表挨拶(生徒代表2名 英語)
(ここでサプライズとして,道明中学・高等学校生徒16名全員による「愛光学園校歌」斉唱)
6 両校の生徒代表による「プレゼント交換」
7 プレゼンテーション(パワーポイントを使って道明中学・高等学校の学校紹介)
8 道明中学高等学校生徒・教員退場
途中,サプライズとして,16名の生徒が愛光の校歌を歌った。きれいな歌声に,本校の生徒たちは惜しみない拍手をおくっていた。どうやら,旅の途中のバスの中で練習をしてきたようである。インテルノスでも触れたが,道明中学・高等学校は芸術教育に力を入れており。特に,音楽の面では個人レッスンを取り入れるなど,積極的な活動が目立つ。バスの中での練習だけで,あれだけの歌が歌えるのは,音楽の素養なしにはできないことであろう。
愛光での二日目は,書道の授業から始まった。続いて音楽の授業で,日本でよく知られている歌の指導があった。午後から日本語の授業である。担当教諭は,様々な工夫を凝らして,日本語を理解してもらおうとチャレンジしていた。次に,中2のLHRに参加してもらった。中2学年部から学年全体で交流をしたいとの申し出があり,各クラスが趣向を凝らした歓迎会を行った。中2は4クラスあるので,16人の生徒たちが4クラスに分かれて配属された。各クラスでも4班に分けられており,それぞれのグループで互いに英語による質問やそれに対する応答が行われた。時折歓声があがり,歓迎会が楽しい雰囲気の中で進んでいるようであった。
放課後には,剣道と柔道部の活動を見学した。道明の生徒たちは,部員の活動を興味深げに見守っていた。
三日目は午前中に日本語のレッスンと家庭科室で料理に挑戦してもらった。生徒たちは,天ぷらと素麺料理にチャレンジした。調理後,すぐに味見をし,結局,この料理が昼食となった。
午後はスクールバスで送迎をしてもらって,松山城を見学に出かけた。ロープウエイ乗り場に到着すると,松山観光コンベンション協会から3人の職員と台湾語のボランティア通訳2名が出迎えてくれた。なぜ,コンベンション協会の職員が出迎えてくれたかということには,少々わけがある。
松山城の案内には,本校から付き添う担当者が決まっていた。ところが,所用でどうしても出かけることができなくなったため,急遽,わたしがその担当を引き受けることになった。ただ,わたしは松山城についての知識がほとんどなく,とても案内を出来るような状態ではなかった。そこで,松山観光コンベンション協会に電話をし,お城についての英文パンフレットをいただくことはできないかという問い合わせをした。道明の先生方や生徒たちにあらかじめ読んでおいてもらおうと思ったからである。