2010年11月アーカイブ
今日は期末考査最終日です。
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それでは,一段と高い徳性を学校ではどのようにして養っているのか,ということですが, 学校では特に神父様が中心となって倫理・宗教を担当し,人として歩むべき道を伝えています。 崇高なものを敬う気持ちを忘れてほしくないのです。また,祈ることの大切さを教えていかねばならないと考えています。ガリレオの「神なき知育は知恵ある悪魔をつくることなり。」という言葉を大切にしたいと考えています。 それでは,一段と深い知性はどのようにして養っているのかということについて述べてみましょう。 中・高一貫の特色を生かして能率高き教育を目指します。都会ではダブルスクールがごく当たり前のようになっていますが,これに対抗するために,いろいろと工夫を加えています。本校では基本的に授業・宿題・自学自習の3点セットで生徒に実力をつけたいと考えています。 わたくしも中1の授業を担当していますが,校長みずから授業をするのは,教員のいのちとも言える授業を大切にしたいからであります。 今年度の三つの学校教育目標について触れておきましょう。 1 厳しさと楽しさの共存する学校生活 2 学力の定着 3 公共心の育成 ① 厳しさと楽しさが共存する充実した学校生活 愛光は厳しさと楽しさの共存を追及します。 楽しさというと誤解があるかもしれませんが,楽しさと言うのは学校生活が充実していることだと考えています。 学校生活の充実のために,部活動や行事が準備されています。特に12の運動部と12の文化部,4つの委員会活動があり,いずれも活発な活動を行っています。 部活動は,中学1年で約90%,中2,中3で約80%高校1年で約60%,高校2年で約55%の生徒が参加し,頑張っています。 ただ,部活動は高2で終了し,高3は受験に向けて頑張ってもらいます。 ② 学力の定着 学習時間:中1生は3時間 高3生は5時間30分 ・標準家庭学習時間を明示して家庭(寮)学習の習慣を身につけてもらいます。本校では基本的に学習の3点セット,授業,宿題,自学自習を大切にすることによって学力の定着を図っています。 ③ 公共心の育成 ・いじめ行為の根絶を図ることに取り組んでいます。 学校及び寮生活では,生徒同士が衝突,まさつなどが起こることは当然あることです。これらのことが生徒を立派な人間に成長させる面もあるのですが,それが,嫌がらせやいじめにつながらないように注意をしています。 中1寮生全員には校長との個別面談で,中1自宅生にはCLEの時間に,また全校生には,集会等で次のように伝えています。寮生活,学校生活は基本的に楽しいものでなければならない。特に友人関係で,いやな思いが続くときには,必ず舎監,学級担任に相談してほしいと伝えています。 このようにして,いじめ行為をいかにして予防するか,またいじめ行為に指導者が早く気付き,発覚した時点では,いかに迅速に対応するかということに留意しています。 ・また,生活マナーアップを図る。特に挨拶や服装において,礼儀正しさを身につけるよう指導を重ねています。 それでは,次に「愛と光の使徒」について考えてみましょう。 愛はどこで感じるものでしょうか。そうです。心で感じるものであります。つまり,心の教育で徳性を養うと言えるでしょう。 それでは光と言えば,どこを指すでしょう。そうです。頭を指しますね。別に頭が光り輝いているからではありません。 頭は知性を磨くところということになります。 このように考えてくると,愛光学園は,徳性と知性の学園ということになるでしょう。そのように考えると本校を理解しやすくなると思います。 しかも愛と光の人ではなく,「愛と光の使徒」ですから,知性と徳性が自分だけで完結してはいけません。磨かれた知性と徳性を世の中に広く伝える義務を持つのが使徒ということになるでしょう。さらに付け加えれば,使徒とは,聖カタリナの言うCharity for Your Neighbors隣人愛,そして,アインシュタインの言うWe exist for our fellow-men. 人間は他人のために存在する。つまり,利他の精神,Give and Give の精神を持った教養人ということです。つまり常に自分の周りの他人の存在を意識し,さらに,人様のためにということを考えることができる人間が使徒であろうと思います。 それでは,なぜ,そのような他人に対する心遣いが必要かと言いますと,利他的な心を少しずつでも使えば,人間の心は次第に入れ替わってくるからです。そして,小さな親切でなら,誰でも人を助けることにチャレンジできるはずです。人を助ける心を涵養すると,心が晴れ,勇んできます。人間は人を助けることに生きがいを感じるように神様から創造されているのではないでしょうか。このような点から,本校では他人のためにということを考えることのできる人間を育てたいと考えています。 さて,この世界的教養人という教育論がどこに端を発しているのかということを少し詳しく述べてみたいと思います。 田中忠夫初代校長が雪の降る夜に一晩で書き上げたと言われている本校の建学の精神,「われらの信条」を紹介しましょう。 学校案内の見開きのページをごらんください。 朗読いたします。 「われらは世界的教養人としての深い知性と高い徳性を磨かんとする,学徒の集まりである。学問に対する情熱と道義に対する渇望とはわれらの生命である。 幾千年にわたる,人類苦心の業績――この高貴なるものによせる愛情と尊敬,これを学びとるための勤勉と誠実,これを伝え,これに寄与するための忍耐と勇気とは,われら学徒の本分である。 かくて,高貴なる普遍的教養を体得して,世界に愛と光を増し加えんこと,これがわれらの願いである。 輝く知性と曇りなき愛 愛と光の使徒たらんこと! これがわれらの信条である。」 このわれらの信条の最も大切な部分は,冒頭の文,「われらは世界的教養人としての深い知性と高い徳性を磨かんとする,学徒の集まりである。」と結びの文,「輝く知性と曇りなき愛 愛と光の使徒たらんこと! これがわれらの信条である。」ではないかとわたしは考えています。 つまり,学園のあらゆる教育活動,学習,行事,部活動などの進む先に世界的教養人,愛と光の使徒が見えてなければならないのです。 明日行われる物故者追悼式のリハーサルが行われました。
物故者追悼式リハーサルの続きを読む
昼休みの大会議室前。
中3写真撮影+試験前の職員室の続きを読む
秋の風景になってきました。
参観日で発表(中2)の続きを読む
平成22年学校説明会挨拶 H.22.11.6 本日はお忙しい中を,また小・中学生の皆さんには,勉強の時間を割いて本校の説明会に足をお運びいただきありがとうございます。 校長の中村と申します。 最初に本校の沿革と使命,建学の精神について,少し話をさせていただきます。 本校の沿革は,次のとおりです。 創立は1953年,昭和28年,松山市にミッションスクールとして誕生しました。 第1期生は今年,70歳を迎えています。 経営母体はカトリック聖ドミニコ修道会で,1216年,今から約800年前に認可を受けた修道会です。 全校生は約1300名で,そのうち,寮生がおよそ500名です。 平成14年に創立50周年を迎え,男女共学制となりました。 男女共学制としたのには,次の三つの理由があります。 ①志の高い女子生徒を受け入れる使命 ②男女共同参画という時代の流れ ③将来の少子化,生徒の減少に備える ということですが,創立50周年に何か新しいことにチャレンジしようという強い気持ちがあったことが大きな理由です。 女子教育については,男子生徒にも言えることですが,「神と人とに好かれる素直さと包容力を持ち,夢の実現に向けて確乎たるチャレンジ精神を発揮できる女子生徒を育成」したいと考えています。 それでは,本校の三つの魅力を紹介しましょう。 △ CLE(Christian Life Education) を通して宗教・倫理教育を行い,愛と光の使徒を育成 △ 世界的教養人としての資質を養成 △ 高い学力を養成し,難関大学への進学を実現 続いて,カトリック学校としての愛光学園の使命は, "高い知的レベルの教育を授けて,社会の要望に応えること"そして "高い道義的精神を掲げて,日本と世界に光を与えること"です。 この使命を達成するために,世界的教養人としての深い知性と高い徳性を兼ね備えた愛と光の使徒を育成する,これが本校の不易の「建学の精神」という要の部分であります。 それでは世界的教養人というのはどのような人間のことを言うのでしょうか。 田中忠夫初代校長は世界的教養人のことを,「社会が愛光学園に期待している第1のことは,一流の国立大学にも入学し得る深い知性と,世界のどこに出しても恥ずかしくないような高い徳性を涵養することであると考え,これをわれわれは世界的教養人という標語で要約した。」と述べています。 つまり,一段と深い知性と高い徳性を兼ね備えているのが世界的教養人であるということです。
明日は英検の2次試験です。
Very good! No problem!の続きを読む
引き続き、研修旅行(3日目)を報告します。
長崎研修旅行(中3)その3の続きを読む
先週お伝えしました研修旅行の様子(続編)を紹介します。
長崎研修旅行(中3)その2の続きを読む
今日は参観日です。
中1校内合唱コンクールの続きを読む
2年ごとに「四国地区私学教育研修会」が各県持ち回りで開催される。今年は,徳島県で10月28日(木)と29日(金)の二日間にわたって実施された。 本校からも7名の教員が研修会に参加した。 研修内容は,全体講演,研究授業(英語・数学・国語),研究発表,研究協議題協議,懇親会,研究協議まとめ,全体会などである。 徳島県3校89名,香川県10校60名,愛媛県15校63名,高知県9校59名が参加し,情報交換を行った。わたしは「学校経営管理部会」に参加し,研究協議題について意見交換をした。学校が異なると,当然,学校の持つ問題点も異なる。その中で,共通のテーマを見つけ,学校の現状を話し合い,他校の知恵を聞かせてもらうことになる。 研究協議題の中の「私学の教員としての意識改革について」という議題がわたしの興味を引いた。 私学には公立学校と違って,「建学の精神」なるものが存在する。これを全教職員が理解をして,同じ方向に向かって進んでいるかどうか,これが「私学の教員としての最も大切な意識改革」ではないだろうか。 本校の建学の精神は,「世界的教養人としての深い知性と,高い徳性を備えた愛と光の使徒を育成すること。」である。つまり,愛光のあらゆる教育活動の先に,「世界的教養人」,「愛と光の使徒」が見えていなければならないのである。 「建学の精神」なくして,私立学校の存続はない。 学校を選ぶ際に,進学実績も気になるところであろうが,この建学の精神も大切にしてほしいとわたしは願っている。どのような教育方針でもって,生徒を育てようとしているのか,これは教育の根幹にかかわる問題だからである。 わたしが,各地の入試説明会で,2時間のうち40分間,教育方針を話すのは,本校を良く理解してもらいたいためである。そして,その方針に賛同していただける方に,受験をしてもらいたいという強い気持ちがある。 教育方針は抽象的な表現が多くなるため,スライドを用いてできるだけ分かりやすく説明しているつもりであるが,説明会に参加している小・中学生には少し難しいのではないかと,説明会が終わるたびに気になっている。それでも,大切なことなので省くことはできない。 内容としては,各地区で行った説明とほとんど変わりないが,昨日の学校説明会での挨拶を改めて紹介してみよう。 10月27日~30日に行われた研修旅行の報告をします。
長崎研修旅行(中3)の続きを読む
今日は学年によってスケジュールが異なります。
3教科テスト+中1ロブバンクの続きを読む
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