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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第335回(わたしの夏休み(2))

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わたしの夏休み(2)

 

前回に続いて,夏休みについて触れてみよう。

夏休みに,学校に出なかったのは,3日であることについては,すでに述べた。それでは,学校に出て何をしているのかという素直な疑問にお答えしよう。

出勤と言っても,いつもの出勤時間(午前7時30分~7時40分)に学校に到着するわけではない。休み中は勤務時間開始の8時20分よりも,少し早めに出てくることが多い。これだけでも気分にゆとりができる。また,退勤時間も定刻よりも早くなることもある。

校長室で何をしているかといえば,ほとんどパソコンと向き合っている。入学式,始業式,終業式,卒業式,地区別懇談会,学校説明会,入試説明会,同窓会と次から次へと続く式や会議のスピーチ原稿を作成することが多い。ある年のスピーチの原稿をチェックしてみると,生徒,教職員,ご父母,そして同窓生の前で,短いものを含めて約90回,話をしていることが分かった。したがって,常に何らかの原稿を作成していることになるという状況をご理解していただけると思う。

わたしは,夜中に目覚めたとき,あるいは朝起きる直前に新しいアイディアを思いつくことがよくある。これはできるだけ,手帳に書き留めておき,そして,学校でパソコンに入れておくのである。新聞や雑誌,書物などを読み,これだと思うところがあると,コピーをするか,あるいはパソコンに打ち込んでおく。

そして,ある程度,構想がまとまったところで,一気にパソコンで文章にまとめていく。当然,下書きはしない。

また,これらのスピーチのほかに,この「ひとりごと」の原稿作成がある。「ひとりごと」のタイトルが決まると,ありがたいことに,原稿を作成し終えるのに,それほど時間はかからない。不思議に次から次へと文章が湧き出てくる。原稿を作成していて楽しいのである。

原稿を打ち始めると,時間の経過が全く気にならない。ただ,長時間ディスプレイを見つめたあと,目を離すと,目の焦点が合いにくくなることがよくあるので,注意しなければならないと感じている。

仕事は追いかけるもので,追いかけられるものであってはならないと常々思っている。より大きな充実感や達成感を味わいたいのであれば,本心から能動的,積極的な気持ちで,仕事に立ち向かうことが不可欠だと思うようになった。

仕事を次々に追いかけるチャレンジ精神が失せてしまうと,よい仕事はできなくなってしまうのではないだろうかと述べて,「わたしの夏休み」を終わりたい。


2013年1月

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