3日目
雲仙を出発し,バスでくねくねと曲がる坂道を下りて,イルカウォッチングの目的地,口之津へ向かった。昨日までの快晴がうそのように,小雨が降っている。風はないので,イルカウォッチングに支障はない。それでも雨が降らないほうが良いに決まっている。現地に到着すると,雨は止んでいた。早速,小型の遊覧船に乗り込み,沖合に出かけた。20分くらい走ったであろうか。イルカが遊泳しているのが目に入った。近づくと,50~60頭ほどのイルカが気持ちよさそうに泳いでいる。このように多くのイルカが集まってきたのは珍しいということであったが,生徒たちも歓声を上げながら,イルカの泳ぎに見入っていた。沖合では小雨が降っていたが,生徒たちは気にもかけず,イルカの姿を追いかけていた。
イルカウォッチングを終えて,続いて道の駅,「みずなし本陣ふかえ」に到着した。「みずなし本陣ふかえ」は雲仙普賢岳噴火で特に大きな被害を被った場所である。被災家屋を現状保存している「土石流被災家屋保存公園」を訪問した。
その後,多比良港からフェリーで長洲港へ渡り,熊本県の「グリーンランド」へと向かった。
グリーンランドでは3時間50分の自由行動となり,生徒たちは思い思いのアトラクションを楽しんでいた。絶叫系のアトラクションに人気があり,何度も同じアトラクションにチャレンジする生徒もいた。わたしも生徒に誘われるまま,一緒に絶叫系のアトラクションに挑戦(?)した。ミルキーウエイ,恐竜コースター,NIO(ニオー)などにトライした。血圧が少し上がったような気はしたが,血が全身をかけ巡ったせいか,気分が爽快になったのは不思議だった。
途中,小雨が降り,一部のアトラクションが中止されたが,すぐに雨が上がり,すべてのアトラクションが再開されたのはラッキーであった。
宿泊はグリーンランドからすぐ近くにあるホテルにお世話になった。このホテルは半円形の形をしたモダンな建物で,生徒たちも満足していたようである。