明日から中間考査です。(中1~高Ⅱ)
2012年1月アーカイブ明日から中間考査です。(中1~高Ⅱ)
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1月14日(土)の生徒への年頭挨拶で,初代校長,田中忠夫先生の言葉, 「利己心・享楽心・流行心よりの超越を志すこと」の中の「利己心よりの超越」に触れ,利己心の反対の意味を持つ利他的な心が世界的教養人を目指す者にとって,必要不可欠であるということを伝えた。
昨年の夏休み中に,大山泰弘さんの著書「利他のすすめ」を手に取る機会があり,12月に稲盛和夫さんと瀬戸内寂聴さんの対談集「利他」(人は人のために生きる)を通読した。 対談集「利他」の中で,稲盛和夫さんが老師から聞いた話として,地獄と極楽の違いについて次の話を紹介している。 ―― 実は地獄と極楽は,見た目だけからしたら,それほど違いはないそうなんです。どちらにも,大きな釜に美味しそうな「うどん」が煮えている。そして,みんなが1メートルもある長い箸を持っている。 地獄の住人は,われ先にと箸を突っ込んで食べようとするんですが,箸が長すぎて自分の口にうまく運べず,そのうちに,他人の箸の先のうどんの奪い合いを始めてしまう。結局,ちゃんと食べられなくて,うどんを目の前にしながら,誰もが飢えて痩せ衰えている。 ところが極楽では,誰もが箸で掴んだうどんを,向かい側の人に先に食べさせてあげている。だから全員がうどんを食べられて,満ち足りているというんです。―― 実に分かりやすいたとえ話で,わたしも以前にこの話を聞いた記憶がある。世の中が助け合いの仕組みになっていることを,見事に説明している話だと思う。 この話はあの世での地獄と極楽の話ではなく,この世での人間の生き方を説いた話だとわたしは考えている。 つまり,あの世ではなく,わたしたちが暮らしているこの世に,また,これから人が生まれかわり出かわりして暮らすであろう未来の人間世界に地獄と極楽があるのではないか。 この世を地獄にするか,それとも極楽にするか,それは,人の心の持ち方によって決まるような気がする。身体は自分の自由にはならないが,心はどのようにでもつかえる。心の持ち方によって,この世が極楽になったり,地獄になったりするのではないだろうか。
ホーム=ステイの写真紹介2回目です。
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毎年12月に開催するクリスマス祝会,今年度のテーマは「いのち」でした。プログラムを紹介しましょう。 1.代表生徒入場・分火・生徒宣誓 クリスマスソング (東西前壁面にプロジェクターで背景投影) 2.開会宣言 3.学校長挨拶 4.聖書朗読 5.理事長クリスマスメッセージ 6.聖歌 「しずけき」「もろびとこぞりて」 (東西前壁面にプロジェクターで歌詞投影) 7.吹奏楽部演奏 「クリスマス・メドレー」 8.放送委員会制作VTR 「動物愛護」 9.共同祈願 10.聖歌「あめのみつかいの」 11.閉会宣言 3の学校長挨拶を紹介しましょう。 平成23年12月 クリスマス祝会開会のことば H23.12.12 今年のクリスマス祝会のテーマは「いのち」です。 中学生の皆さんはCLEの時間に神父様から「いのち」について,様々な観点からお話を聞いていることと思います。 わたしは「いのち」という言葉を聞くと,わたしたちが,他の命をいただいて,生きながらえているということを思い出します。 わたしたちが,口にするもので,いのちのないものと言えば,水くらいなものでしょうか。 わたしたちが,毎日,「いただきます。」「ごちそうさまでした。」という言葉をいう時に,目の前にある食べ物に,「君のおかげで今日もわたしの命をつなぐことができるよ。ありがとう。」「今日もあなたのおかげで,命を支えることができる。本当にありがとう。」という感謝の気持ちをもつことも大切なことではないかと述べて,祝会の挨拶とします。
年末におこなわれた、台湾道明(タオミン)中高訪問の写真を、各回にわけて紹介します。写真は、引率の栗林政貴・重川綾子先生によるものです。
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昨日のLHRの時間にドミニカンセンターで講演が行われました。
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先日お伝えしましたセンター試験の自己採点も終わり、 高Ⅲ生は今日から特別時間割になっています。
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2012年の新春を迎えました。新しい年が,平和で希望あるものとなることを祈るとともに,新しい年に向かって元気でチャレンジしてほしいと願っています。 今年の暦の干支は壬辰(みずのえ・たつ)で,動物は竜があてられます。 ―― 今年の干支についての説明(省略) ―― さて,初代校長,田中忠夫先生は,
魂が高貴であるために, 一つ目に 心構えとして常に最高を目指すこと 二つ目に 利己心・享楽心・流行心よりの超越を志すこと が必要であると述べています。 昨年の年頭あいさつで,最高を目指すことについては触れましたので,今年は,利己心・享楽心・流行心よりの超越という中の利己心のことについて触れてみましょう。 利己的な心とは,自分だけがよければ,それで良いという考えであると言えるでしょう。利己心を超越するということは,利己の反対の意味を持つ,利他的な心の持ち主になるということです。 利他的な心とは,どのような心かということを,聖書やその他の言葉では,どのように紹介しているでしょうか。 聖書のマタイ伝,7章12節に 「人にしてもらいたいと思うことは何でも,あなたがたも人にしなさい。」 という言葉があります。 自分が他人に,こうしてもらいたい,と思うように,他の人にもそのようにしなさい,という教えです。そして,人を助ける行為が,結局は自分を助けることにつながるのだという教えです。 日本の教育に最も欠けていると言われている,「相手の立場に立って物事を考える。」という行為は,相手だけでなく,自らも祝福されるということを意味しているのです。以前の入学式で述べたように,「余れば返す,足らねば差し引く,天の差引勘定はちゃんとつく。」のであります。 自分のことばかりを考え,他人がいやがる行為をする人の周りには,人も物も集まってきません。結局,自らの運命を自らの手によって狂わせていることになるのです。 徳が高い,低いは,どれだけ人様に喜んでもらったか,どれだけ人様に迷惑をかけたかで決まるものだと,わたしは思っています。おそらく,皆さんが50歳から60歳くらいになったとき,このことにはっきりと気づくことになるのですが,できれば早い時期に気づいてくださることを願っています。 その他の言葉では,聖カタリナの「隣人愛」,アインシュタインの「人間は他人のために存在する」,そして,アメリカの第35代大統領ジョン・エフ・ケネディーの「祖国があなたのために何ができるかを問いたもうな,あなたが祖国のために何を行うことができるか問いたまえ。」という言葉,また,「利他のすすめ」の著者である大山泰弘さんの「人の役に立つことこそ,幸せ」,さらに,「利他」の著者,稲盛和夫さんと瀬戸内寂聴さんの「人は人のために生きる」などが挙げられるでしょう。いずれも,利他の精神を見事に表現している言葉です。 若さあふれる皆さんも,利他的行為を進んで行い,世の中を半歩でも,一歩でも動かす人間になるように努力を続けてください。 折に触れて,利他的行為を思い出し,人生道の修正を行っていただきたいとお願いをしておきます。 世界的教養人を目指す皆さんにとって,利他的行為は必要不可欠なのです。 最後に54期,高Ⅲ生の皆さんは,本日からセンター試験にチャレンジします。 仙台在住の53期卒業生のお母さまから次のようなメッセージをいただきました。 ―― 3月の震災の時には,たいへんありがとうございました。 愛光学園にむかうサンタクロースには「来春の笑顔」をたくさん配ってもらうように頼んでおきます。メリークリスマス!―― というメッセージでした。このように笑顔を待つ人のためにも,高Ⅲ生が気合を入れて試験に臨んでくださることを皆さんと共にお祈りしましょう。 それでは全生徒の皆さん,今年も共に頑張っていきましょう。これで,年頭の挨拶を終わります。
長い冬休みも終わり、今日から学校再開です。
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今年もチュータ日誌をよろしくお願い申し上げます。
日誌は1月14日(土)から掲載予定です。
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