10月20日(土)に本校の体育館で愛光学園創立60周年記念式典を行う。式典の準備は着々と進んでおり,本日10月14日(日)の愛媛新聞紙上で県民の皆様に愛光学園創立60周年の発表をし,お知らせすることにした。
愛媛新聞が手に入らないご父母もいらっしゃるのではないかと思い,校長挨拶の部分だけを「ひとりごと」で紹介しようと思う。新聞では字数の制限があり,削除した部分があるが,ここではもとの原稿を掲載する。
「教育とは卒業後の思い出なり」
この60年間に愛光学園を巣立った同窓生,12,514名が共有している思い出,それは,初代校長田中忠夫先生によって起草された「われらの信条」です。
「われらの信条」の冒頭に「われらは,世界的教養人としての深い知性と,高い徳性を磨かんとする,学徒の集まりである。」とあるように,「カトリック聖ドミニコ修道会の精神に従って,世界的教養人を育成する。」,これが学園の建学の精神であります。
節目,節目に周年行事を実施する目的は二つあり,
一つは,まず創立当初の建学の精神がしっかりと伝承されているかどうかを確かめることです。
この建学の精神については,日本だけでなく世界の各分野で元気に活躍している卒業生,そして,それに続く在校生たちにもしっかりと受け継がれています。
そして,二つ目の目的は,節目の年の学校の状態がどのようになっているのか。つまり,「change(変革)とchallenge(挑戦)」を繰り返しながら,時代のニーズに合った教育をなし得ているかどうか。」を検証することです。
この目的についても,「子と親と先生」の教育の三位一体に加えて,キャリア教育において同窓生の力を借りながら,日々努力を重ねてまいりました。
学園では,今後も,社会が求める真の良きリーダー,「愛と光の使徒」を育てるため,change とchallenge を続け,さらなる発展を図る決意であります。皆様には一層のご指導と,ご鞭撻をお願いいたします。