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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第372回(愛光学園創立60周年記念式典)

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愛光学園創立60周年記念式典を昨日(1019)の土曜日に挙行しました。

校長式辞を紹介しましょう。

 

式辞

愛光学園は,今年,創立60周年を迎え,4月の始業式でホアン理事長より,創立60周年の宣言と「過去から未来へ」というテーマの発表がありました。5月には「覚醒」というテーマのもと,創立60周年記念体育大会,そして,9月には「舞」というテーマで創立60周年記念文化祭を開催しました。

本日はローマ教皇庁大使,ジョゼフ・シェノットゥ大司教様,スペイン大使,ミゲル・アンヘル・ナバーロ・ボルテラ様,ロザリオ管区長,ハビエル・ゴンザレス様,高松司教,諏訪榮治郎様のご臨席を賜り,感謝の念に堪えません。また,ドミニコ会創立のマカオ,香港,台湾の学校長様,理事長様,さらには,愛媛県から私学文書課長様,私立中学高等学校長様,県立高等学校長様,そして,町内会長様,本校の元理事長様及び前校長様,父母の会,同窓会関係の皆様をご来賓としてお迎えし,このように盛大に愛光学園創立60周年記念式典を挙行できますことを関係者一同,大変光栄でこの上なくありがたいことだと思っております。

節目,節目に周年行事を実施する目的は,二つあります。

一つは,まず創立当初の建学の精神がしっかりと伝承されているかどうかをチェックすることであろうと思います。

そして,二つ目の目的は,節目の年の学校の状態がどのようになっているのか。つまり,「change challenge(変革と挑戦)を繰り返しながら,時代のニーズに合った教育をなし得ているかどうか。」を検証することであります。

建学の精神について,初代理事長ヴィセンテ・ゴンザレス神父様は,次のような期待を初代校長田中忠夫先生に寄せています。

――学校設立の根本的精神について,カトリックの精神に則り,ドミニコ会の精神に従って,道徳的な点に力を入れて,新時代の日本にふさわしい全人教育を青年たちに与えるということ。このことを学校の基本方針にしたい。この根本的なことについては,田中先生によくお話して計画も立て,校長も引き受けてもらう。その他,具体的なことについては,全て先生にお任せしようということにしたのです。――

と述べています。

この初代理事長ヴィセンテ・ゴンザレス神父様の強い思いを受けて,初代校長田中忠夫先生が,本校の建学の精神とも言うべき「われらの信条」を起草したことは歴史の流れの上で容易に想像できることです。「教育とは卒業後の思い出なり」,12千人を超える同窓生の思い出は,この「われらの信条」であります。

そして,「われらの信条」の中でひときわ輝く言葉,「世界的教養人」を育成することが,本校創立の目的に明確に示されているのです。

本校の設置目的は,「この法人は,カトリック精神に則り,カトリック聖ドミニコ修道会の教育方針に従って,教育基本法及び学校教育法に示す学校教育を行い,世界的教養人を育成することを目的とする。」であります。

愛光教育のすべて,つまり,学問,道徳,芸術,宗教,身体,そして生活の分野における指導において,「世界的教養人」,ひいては「愛と光の使徒」を育成するということを念頭においていれば,愛光学園は永遠に不滅であると言えるのです。建学の精神は飾り物であってはなりません。普段の教育の中に生かされてこそ,初めて建学の精神と言えるのです。

次に,change challenge,変革と挑戦が絶え間なく教育活動の中に存在するのかという点については,2代校長門屋方典先生の文武(ぶんぶ)両道,そして,3代校長五百木誠也先生の男女共学等,様々な変革と挑戦を重ねてまいりました。この60年の伝統の上にあぐらをかくのではなく,今後も,changechallenge,変革と挑戦を続ける集団であることを学校の内外に宣言し,学園関係者一同,努力を続けてまいる所存でございます。

つきましては,本日ご招待させていただいた皆様にも,今後とも,本校へのご協力,ご鞭撻を賜りますよう心よりお願いをして式辞といたします。

 

平成24年10月20日

愛光中学・高等学校 校長 中村 道郎

 


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