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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第382回(29期生同窓会(平成24年11月23日) (1))

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 29期生の同窓会が道後のホテルであった。以前に紹介した宮本武之輔銅像完成記念式典も同じホテルで行われたので,道に迷うことはなかった。また,わたしはふつうアルコールを口にしないため,この日も車で出かけた。

 29期生はいろいろな面で話題の多い学年であった。とにかく,元気とやる気があり,時に羽目を外し過ぎるパワーあふれる学年という印象が残っている。

 ホテルは約100人の同窓生が集まっているという。卒業後25年ほど経過しているので仲間の中でも,「おまえ,だれやったかなあ。」「俺よ!俺はおまえのこと分かるぞ!」などという会話が飛び交っている。わたしは自分のクラスの生徒はすべて分かるという思いをもって出かけたが,予想は見事に外れ,「誰やったかなあ。」という言葉をたびたび発しなければならなかった。でも,ひとたび名前を聞くと,高校時代の顔が頭の中にすっと浮かんでくるから不思議である。

 当時の担任団は,A組担任・平岡道雄先生,B組担任・堀本邦夫先生,C組担任・和田隆一先生,D組担任・中村道郎,E組担任・湯山秀俊先生で,学年主任は湯山秀俊先生であった。

 わたしにとっての29期生は,愛光に赴任して中3から高Ⅲまで,4年間連続して担当した初の学年であった。さらに,愛光の英語科に赴任して「リーダー」を担当したのも初めてであった。とにかく,生徒に全国ナンバーワンの実力をつけることを夢見て,授業に燃えた。「CHUTA BOOK」なる独自の副教材を作成し,宿題提出やチェックなど厳しく徹底して指導を重ねたことが記憶にある。

 昨年度ご退職された河合審先生とペアーを組んで,この29期生の指導に当たったが,生徒たちは見事に期待に応えてくれ,高Ⅲの1年間,英語の校外模試で全国ナンバーワンとなる快挙を成し遂げた。

 生活指導でも,寮訪問をし,面談等も相当回数行った。高Ⅲになって全員が下宿生活を送るようになったとき,朝,欠席している生徒の下宿を体温計をもって訪問し,熱のない生徒は全員わたしの車(9人乗)に乗せて学校まで送り届けた。このことには以前の「チュータのひとりごと」で触れている。この下宿周りのせいで,わたしの車はいつしか「護送車」と呼ばれるようになった。

 会の途中でA組のクラス担任から順番に舞台の上で思い出話をすることになり,それぞれの教員がなつかしい思い出を語るたびに拍手が起こった。この学年には様々な思い出があり,語りだすと止まらなくなると思ったので,わたしは英語の成績と下宿訪問にしぼって話をした。

 

 


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