昨年の4月から愛媛県私立中学高等学校連合会の会長職を務めている。
わたしが,私中高連の会長を引き受けたのは,本校の校長職に就任後,これまで,他校から様々な場面においてサポートをしていただいたからである。つまり,お世話になったご恩返しをさせていただこうと思って,快く引き受けさせてもらった。
この1年間,会長としての役割を果たすために力を注ぎ,いくつかの問題に対処してきた。
愛媛県には正確に言うと,高等学校15校(分校を含む),中等教育学校2校,中学校4校,計21校の私立中学高等学校がある。
すべての学校を紹介してみよう。
今治精華高等学校,今治明徳中学・高等学校,済美高等学校,済美平成中等教育学校,聖カタリナ女子高等学校,帝京第五高等学校,帝京冨士中学・高等学校,新田高等学校,新田青雲中等教育学校,松山東雲中学・高等学校,松山城南高等学校,松山聖陵高等学校,日本ウェルネス高等学校,未来高等学校,愛光中学・高等学校の21校である。
第1回私学振興大会の報告でも触れたが,「私学は一つ,教育は私学から」という理念のもと,私学が連携を図りながら,情報の共有に努めている。
年間を通して,会長として出席しなければならない会議がいろいろとあり,とまどうことも多い。しかし,時間が空いていれば,できるだけ多くの会議に出かけるようにしている。
会長として出席する様々な会議で,政治,経済,教育,文芸といったいろいろな分野の人たちと交流ができる。実はそこで驚くほど新しい情報を得ることが多い。そして,その新しい情報を校内で,また私中高連で役立てていくことができることをありがたいことだと感謝している。
「人を援助することによって,自らが助かる」とはよく言ったものである。
先日もNIE(Newspaper in Education)の会合で,NIEに取り組んでいる他校の先生方,そして,各新聞社の記者の皆様と情報交換をする機会があった。
このような会合では,自分が知らないことも多いが,今後とも change と challenge(変革と挑戦)の気持ちを強く持ち,会長としての職務を全うしたいと思っている。