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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(16)

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 合唱コンクール(2)

 愛光の教員になってから,まもなく24年になろうとしているが,わたしは一度だけ中1(41期生)の学年主任をしたことがある。この時もう一度このような形式の合唱コンクールをやってみたいと思った。舞台はドミニカンセンターである。OHPは2台あるが,スクリーンが1枚足りない。レンタルショップで借りて何とか間に合わせることができた。前任校の施設と比べると舞台は狭いが,発表の場所としては申し分ない。OHPのシートもクラスの代表に依頼して準備ができた。司会者のいない形を取ろうかと思ったが,この時は生徒の意見を入れて,学年の代表者に少ししゃべってもらうことにした。男子校であるから,混声四部合唱は無理なことではあるが,立派な男声2部合唱であった。

 合唱をすることの楽しさは,力いっぱい歌ってみて初めて分かることである。わたしは生徒たちに合唱することから得られる感動を体験してほしかった。共に声を出し,声を合わせて一つの作品を作り上げる。そこから得られる感動は何物にも変えがたいものであることは経験した者でないと分からない。

 行事教育は感動の教育と言えるのではないか。どのようにすれば生徒が感動するのかということを真剣に考えた行事こそが,将来にわたって継続する行事になると思う。

 わたしは今年の中1生の発表を聞きながら自然に涙が出てきた。生徒がピアノを弾き,タクトを真剣に振り,またタクトを振る指揮者を発表者全員が真剣に見つめ,一生懸命に合唱する。中1生諸君の多くが,大きな感動を味わったことであろうが,この中1生の姿に,わたしのほうも心うたれてしまった。

 ちなみに愛光中学で合唱コンクールを初めて行ったのは,31期生が中2の時で,企画は,芳野敬三教頭であったと聞いている。

2013年1月

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