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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(18) ・ 家庭学習日

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個人面談(2)

 教師の喜びの一つは,生徒の輝く顔を見ることである。話をしているうちに,顔が次第に明るくなれば,この面談は成功したと言ってよいだろう。しかし,いつもこのように面談がうまくいくわけではない。面談の後,何となく気まずい雰囲気になり,その日に面談をしなければよかったと思うときさえある。

 しかし,たとえ疲労感しか残らない面談だったとしても,面談をしたら,先生が自分のために時間を割いてくれたという事実は生徒の心に残る。だから,この面談が生徒との信頼関係を築く第一歩になることは間違いないと信じて,次回の面談を楽しみにとっておく。この気持ちさえ忘れなければ,面談は続くものである。

 面談では,一方的に助言を与えるだけでなく,教師の側が生徒から教えられることも数多くある。教師という職業は若者の価値観に直接触れることのできる数少ない仕事である。生徒の多様な価値観と自分の価値観を突き合わせて,譲るべきところは譲ることがあっても,主張すべきところはきちんと主張する。双方の価値観のぶつかりあいによって生まれる価値観の隔たりやギャップを少しずつ埋め,生徒との人間関係を深めていく。そのようなことが教師という仕事をやりがいのある仕事にしているのかもしれない。


 今年度の教務のひとりごとはこれをもって最終回とさせていただきます。また新年度の4月15日(日)から日曜ごとに発信します。教務日誌は3月17日(土)を今年度の最終日とし,新年度は4月8日(日)から開始の予定です。

2013年1月

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