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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(20) ・ 中1トマス寮学習室 ・ 寮避難訓練 ・ 高3学研模試

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教務日誌のきっかけ (先週の日曜日のつづき) 

 入学式の日,新入生の父親から,「春休みは日誌が休みになって,もの足りなく思っていたが,再開されたのでまた毎日楽しみに見ている。」と本当にうれしくなる言葉をいただいた。わたしは,すぐに感激するタイプの人間なので,ますますやらなければという気持ちになってしまう。

 このように激励されると,うれしくなるのは,わたしだけではないであろう。

 誉められることによって,生徒が大きく伸びることがある。ただ感じやすいタイプの生徒となかなか感じにくい生徒がいる。しかし,どんなに心を動かさないように思われる生徒であっても,必ず感動するのが人間であるというのがわたしの考えである。その個人差のある感動点をどうやって超えるかが教師の工夫のしどころであろう。

 一度生徒が心を動かしたら,不思議なものでスイスイとよい方向に伸びていく。もちろん,これはそんなに簡単にできることではないが,これが実感できるようになると,教師をやっていてほんとうによかったと思うようになる。それは生徒が喜ぶ姿を見て自分も勇み心になるからである。この時,人間として最高の仕事をした気持ちになるのはすべての教師に通ずることではないだろうか。

2013年1月

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