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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(24)

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英語リスニングとスピーキング(先週日曜日の続きです。)

 西村清先生の提案は,寮の学習室(中1,中2)の天井についているスピーカーから英語放送を流してはどうかというものであった。改めて寮務課と相談をし,舎監の協力も得られることとなった。そこで中1生と中2生は基礎英語を,また上級の学年はそれぞれに合ったラジオ放送を聞くことになった。

 中1と中2の寮の大部屋学習室では,学習時間の最初の15分間,NHKの基礎英語がシャワーのように流れる。

 わたしは現在中2の英語2を担当しているが,生徒たちの発音が10年前とは比べものにならないほどうまくなっているのに驚いている。

 大学入試のリスニングの問題は最近ますます難しくなり,配点も高くなっているようである。例えば東大の2次試験[個別学力検査]のリスニングの配点は,120点満点中30点あると言われている。 
 
 最近医学部でもリスニングを課す大学が増えてきた。センター試験でリスニングを課すのは施設面で難しいと思うので,これから多くの大学が2次試験にリスニングを課すことになると予想される。

 今や時代の要求で,英語はリスニングにとどまらず,スピーキングも重視されてきた。自分の意見を英語で述べることが要求されているのだ。英語が世界共通語になりつつあると思っているのはわたしだけではないと思う。

 現在オーラル・コミュニケーションA, B, C という科目があるが,新課程ではオーラル・コミュニケーションⅠ・Ⅱとなる。オーラル・コミュニケーションⅡでは,学習指導要領に「スピーチなどを聞き取り,自分の考えをまとめるなどの活動をする。」と規定してある。

 学校英語に発話能力が問われる時代がやっとやってきて,愛光の英語もリスニングを超えなければならない時期になった。たとえスピーキングが大学入試に導入されることがなくても,愛光はスピーキングの力をつける方策を考えねばならない時代になったのである。

2013年1月

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