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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(26)

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教え子からのファックス
          

 「自ら考える」ということは,放任された状態の中では方向性がない。ある程度の枠が指定されて,その中で生徒たちが工夫を重ねることが学校教育における「自ら考える」ということではないかと思われる。

 大枠は決めてやらなければならないのである。ただしこの枠がどのように決められるかで,生徒たちの「自ら考える」姿勢にずいぶん大きな差が出てくるような気がする。すなわち生徒たち自身の,「自ら考える」部分があるように工夫されている学習指導や生活指導が望ましいということになるであろうか。

 どちらかというと与えることに主眼が置かれている日本の教育が少し変わることを必要とされる時代になったのである。

 「君たち頑張れよ。」だけではいけないし,かと言って,何から何まで与えてしまうのもよくない。ここをどのように工夫するか,教師それぞれの力量が問われることになるであろう。

 ところで,彼女たちは現在アメリカで,それぞれ雑誌編集の仕事と,バークリー音楽院の準教授をしているということであった。またこの準教授をしているMさんは「子規100年祭 in 松山」というイベントのための合唱曲の作曲をしていると聞いて驚いた。何とも不思議な縁である。

 ともかく自分の昔の教え子たちが,今華々しい活躍をしていると聞くことは,自分のこと以上に嬉しいものである。


2013年1月

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