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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(29)

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 卒業生の結婚式

 わたしに面会を希望するご父母がお見えになっているという連絡を事務室からもらった。クラス担任ではないので,不思議に思いながら事務室の前まで行くと,清楚な感じの女の人が待っていた。

 どこかでお会いした記憶はあるのだが,よく思い出せない。

 話をしているうちに,○○期生のT君のお姉さんだということが分かった。

そういえば,T君の結婚式に招かれて広島に行ったときに式場でお目にかかったことを思いだした。

 来年ご子息が愛光を受験したいということで,学校と寮を見るために本校を訪れたとのことであった。応接室で学校や寮のことを説明した後,T君のその後の様子を尋ねた。幸せな家庭を築いていると聞いてうれしく思った。

 さて,卒業生の結婚式といえば,いろいろ思うことがある。

 わたしは可能な限り,卒業生の結婚式には出ているが,卒業生から結婚式に招待したいという知らせを受け取ると思わず心がはずむ。本人の中学時代や高校時代を知っていればいるほど,さまざまな思い出が浮かんでくる。そして彼がいったいどのような女性と一緒になるのだろうと,結婚式の当日まで楽しみにしている。式場で立派になった新郎と素晴らしい新婦を見て,感激して帰ってくるのが常である。

 卒業生の結婚式で媒酌人が新郎の経歴を紹介するときに,○○小学校を卒業し,「名門」愛光中学,高等学校を卒業して,○○大学に進学したとよく言う。○○大学医学部とか,有名大学を卒業していても「名門」とは言わないのに「名門」愛光・・・と紹介してくれる。自画自賛と言われてもしかたがないが,わたしはこの「名門」と言われることを素直に喜びたい。そしてその名門と言われる学校で教員をしていることを誇りに思う。そしてこの言葉を受けるにふさわしい充実した授業や生活指導をする情熱と意欲をますます高めていかねばならないと,気持ちが引き締まる。

 「進みてある教師のみ人を教うる権利あり」,わたしの座右の銘である。

 

2013年1月

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