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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(35)

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 同窓会

 先週のテーマは「島から通学した高校の思い出」であったので,今週は,島の中学の同窓会について紹介してみようと思う。

 中学を卒業するとき,同学年の生徒がたしか120名くらいいたように記憶している。

 いつの頃かよく覚えていないのだが,誰かが言い出して,同窓会をやろうということになった。たまたま世話を引き受けてくれるTさんという女性が島に住んでいたお陰で事は順調に運んだ。

 以来,毎年2回,お盆と正月に会が開かれるようになった。毎回20~30名くらいの参加があり,男女半々で,話題は中学時代の想い出である。

 同窓会でのお互いの呼び名は中学時代のままである。わたしの呼び名は「みっちょちゃん」である。名前が道郎(みちろう)であることから,そう呼ばれるようになったらしい。ちなみに「チュータ」は,教員になってから生徒によってつけられたニックネームである。

 この「みっちょちゃん」という呼び名は何ともいえないほど心地よく耳に響く。「みっちょちゃん」と言われると,すぐさま中学時代にタイムスリップするのである。54歳になったいい大人が集まって,中学時代の呼び名で呼び合う光景は,他の人たちが見ると,滑稽に思うだろう。もちろん呼び名だけではない。会話は子供のころの無邪気で懐かしい島言葉である。

 この日を楽しみに,九州や京阪神,名古屋からも松山に帰ってくる。そして会は午後の6時から夜中の1時近くまでおしゃべりと歌が続いて盛り上がる。誰も帰ろうとしない。そして別れるときに,半年後にまた会おうと声を掛け合う。今や年2回の同窓会は,まさに明日への活力を養う場となっている。

 愛光の卒業生もよく同窓会を開いているようである。わたしもときおり出席するが,男子ばかりで殺風景であることは否めない。

 来年から女子が入学してくることになると,同窓会の雰囲気は少し違ったものになってくる日もそう遠くはあるまい。
 

2013年1月

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