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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(36) ・ 進研・駿台共催マーク模試(高3)

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  団体競技としての受験

 課題の提出ということについて,わたしは次のような考えをもっている。

 生徒が「自分一人くらいは提出しなくてもよいだろう。」と思うのと,「自分一人から提出は始まるのだ。」と考えるのとでは,全く違った雰囲気がクラスに出来上がる。すべて一人の考え方から始まり,集団の動向が決まるのだということを生徒が意識できるように指導をする必要性を痛感している。

 高3の生徒を前にして受験勉強について話すとき,わたしはいつも受験を団体競技にたとえてきた。

 個々の生徒が,50名いる仲間の中の一人を形成しているのだという意識が大切なのである。人間は個でありながら,類の中の一部を形成しているという意識を作り上げるのは確かに難しい。個としての自分を確立し,さらに進んで類としての自分が意識できることを,わたしは団体競技と呼んでいるのである。

 高3生にとって,体育大会はクラスのまとまりを作り上げるのに大いに貢献している。この体育大会から生まれたまとまりが,高校生活の残された期間を全員で学習に向かおうとする姿勢を作っているような気がする。その観点から今年の高3生を振り返ってみると,アトラクションの場面のみならず,全体としてよくまとまっていたように思う。

 学習に最適な10月に入った。残された3,4カ月間の団体競技的な学習が大学入試の結果に大きな影響を与える。44期生に期待して力一杯の応援をしたい。

 

2013年1月

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