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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(47)

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  ガイドブック

 英語の教員に採用されてから3年間は,長期の休みに研修を受けることを義務付けられていた。おかげで,ELEC方式(東京九段)やGDM(小田原)など,関東で開催される数多くの研修会に参加できた。こういった研修を通して自分の教え方が確立していったように思う。

 若い頃は毎日授業プランを書き,どこで生徒を笑わせるかまで決めていたことを覚えている。その中で工夫をする楽しさを学んでいった。

 今日は英語の教員なら誰でもやっている工夫の一つ,プリント学習について述べてみよう。

 わたしは最初のうち,自分が作成したプリントに呼び名をつけていた。最初の呼び名は「MPa」(エムピーアンジェリック)であった。なぜそのような呼び名となったのか,当時の教え子たちは知っているようであるが,ここでは触れないでおく。

 次にプリントをまとめてガイドブックを作成した。この呼び名は「Brilliant Book」であった。ところがホームページの写真でもお分かりのとおり,だんだん自分の頭がBrilliant?になってきたのと,ニックネームの「チュータ」が生徒の間に定着したため,「Chuta Book」と呼び名を変えたのである。

 どのようにすれば生徒に英語の力がつくのか。現在の教務の仕事につくまで,わたしはこのことを最大の関心事として自分なりの工夫を重ねてきた。

 そのような中で生まれたのが,愛光での「チュータブック」である。教員がする作業と,生徒がする作業を分けて生徒の負担を軽減しながら,生徒が触れる英語の量を増やし,さらに自主性も損なわない。そのような工夫をしながら生徒の実力をつける方式として,このガイドブック作成に取りかかった。

つづく 

 

2013年1月

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