上下・中1の体育(遠足時のレクレーション準備)
中1体育担当:河野勝昭先生
上・中1学習室(学習中) 下・中2学習室(学習前)
「教務のひとりごと」は,長期休暇を除く毎週日曜日に掲載しています。第1回から第52回までは,トップページからアクセスできます。
卒業式(5) 3月10日のつづきです。
33期生の指導を反省し,次の学年に移った。35期生(高2生)である。この時は,25期生を高2から受け持った経験を生かすことができた。
この期には,自分のカラーを表に出すことよりも,先ず生徒の個性を理解することに努めた。そして,とにかく時間をかけて人間関係を築く努力をした。おかげで,忍耐強く生徒の指導ができるようになったような気がする。
この35期の担任になって,初めて寮訪問をし,面談をした時の話である。「進学のことはどう思ってる?」というわたしの問いかけに,「それが何か?」と無表情に答える生徒がいた。その言葉の響きから,教員に対して抱いている不信感のようなものを感じ取った。しかし,気長な指導によって,彼が明らかに変ってきたのを実感したとき,それは自分にとっても大きな変化であった。それまでは,どちらかというと自分の価値観を押し付けるような指導をしてきたように思えるが,この期から生徒の話をじっくりと聞くようになった。こういう姿勢によって,生徒のわたしに対する信頼感が増したような気がする。
互いの信頼感さえ出来れば,話をしていても気持ちがよいし,相手の言葉が互いの心の中に染み込んでいく。
確かに生徒は教師よりも経験は少ないが,生徒の考えが,教師よりも深いことは,よくあることである。だからこそ,生徒と話をすることによって,教師も成長するのである。
つづく
中1体育担当:河野勝昭先生
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卒業式(5) 3月10日のつづきです。
33期生の指導を反省し,次の学年に移った。35期生(高2生)である。この時は,25期生を高2から受け持った経験を生かすことができた。
この期には,自分のカラーを表に出すことよりも,先ず生徒の個性を理解することに努めた。そして,とにかく時間をかけて人間関係を築く努力をした。おかげで,忍耐強く生徒の指導ができるようになったような気がする。
この35期の担任になって,初めて寮訪問をし,面談をした時の話である。「進学のことはどう思ってる?」というわたしの問いかけに,「それが何か?」と無表情に答える生徒がいた。その言葉の響きから,教員に対して抱いている不信感のようなものを感じ取った。しかし,気長な指導によって,彼が明らかに変ってきたのを実感したとき,それは自分にとっても大きな変化であった。それまでは,どちらかというと自分の価値観を押し付けるような指導をしてきたように思えるが,この期から生徒の話をじっくりと聞くようになった。こういう姿勢によって,生徒のわたしに対する信頼感が増したような気がする。
互いの信頼感さえ出来れば,話をしていても気持ちがよいし,相手の言葉が互いの心の中に染み込んでいく。
確かに生徒は教師よりも経験は少ないが,生徒の考えが,教師よりも深いことは,よくあることである。だからこそ,生徒と話をすることによって,教師も成長するのである。
つづく