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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(57) ・ 試験前の寮

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卒業式(8) 

 卒業式(1)~(4)はトップページから,5,6,7はチュータ日誌からアクセスしてください。

 41期を離れ,42期の中3を担当した。この学年は中2の時に週1時間ではあったが,英2を担当していたので,全く新しい学年と言うわけではなかった。

 41期のように優しさを前面に押し出すのではなく,大学入試を意識した,少し厳しめの学習指導や生活指導をしたように思う。

 さらに,進路指導では,世の中にどのような形で貢献できるのか,その形を決めるのであるから,自分が興味を持って進むことのできる道を選ぶようにと,よく学年集会やクラスのホームルームの時間に繰り返した。そして,ご父母には,遠慮なく親の希望をご子息に伝えてほしい,しかし,最後の決断は本人に任せてほしい,と付け加えた。

 さらに,受験では決して奇跡は起きない,やっただけが返ってくるのであるから,努力を惜しまないようにと言い続けた。そして,奇跡が起きないからからこそ,人生はおもしろいのであって,人が努力を惜しまないのは奇跡が起きないからであるとも,述べた。

 この言葉を42期の津下到君が答辞の中で引用してくれたことは,まだ記憶に新しい。

 わたしはこの42期の指導の中でチームワークの大切さを学んだ。年長の山一保穂先生,戸田健先生,中堅の安藤直希先生,ヤングパワーの上木裕先生が担任であったが,いつも5人が一緒になって問題を解決した。これを5担任方式と呼んでいた。もちろん副担任の先生方や学年に所属する先生方の力も大きかったが,特に5担任が知恵をしぼって生徒の指導にかかわることができたことが,強く印象に残っている。個性溢れる5人が,一つの問題に向かった時に一つにまとまる,これをチームワークと呼ぶのであろうが,素晴らしい個性を持つ先生方の集まりであったと,当時を思い出すと心地よい気持ちになる。

 つづく    


2013年1月

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