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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(69)

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 地区別懇談会

 今年の県外の地区別懇談会(地区懇)は,沖縄と福岡がわたしの担当になった。沖縄は生まれて初めて訪問することもあり,到着の20分くらい前から愛用のデジタルカメラを持って撮影の準備をしていた。飛行機の中で,シートベルト着用サインが点灯しているときに,窓側の席に移動をして,カメラを構えたため,キャビンアテンダント(客室乗務員)から,それとなく注意を受けた。ホームページ用の写真を撮りたいという思いが強かったとは言え,少々恥ずかしい行動であったと反省している。

 到着して先ず出た言葉は,「こりゃー,何という暑さだ。」であった。ラスベガスの空港に降り立った時にも,同じ言葉を発したことが記憶にあるが,その時ほどではないにしても,とにかく暑いのに驚いた。

 すぐ「ハーバービューホテル」で会議に入り,会議の延長のような形で,懇親会が始まった。会議の時も,懇親会の時も,ご父母の学校に対する熱い思いが言葉で,また態度で伝わってくる。

 わたしは,クラス担任の立場で地区懇に出席したことは何度もあるが,担任を離れて出席し始めてからは回数が少ない。だから,学校の大きな流れは説明できても,個々の学年,個々の生徒のことになると,担任のようには,はっきりとは分からない部分が多い。従って,ご父母と話す時に,どうしても一般的な話になってしまう。

 どこの地区懇でも,懇親会の席で数名のご父母と親しく話をさせていただく機会がある。担任でない自分が何を話せばよいのか,とまどうが,話をしているうちに,あることに気がついた。それは,ご父母の寮や学校に対する様々な「思い」が,担任をしているときよりも,ストレートに伝わってくることである。

 親も教師も,寮や学校が少しでも良くなる方向に進むことを願っている。同じ思いの中で意見を率直に述べ合うのであるから,わたしも,失礼を顧みずストレートに意見を述べることにしている。

 そのような意見交換によって,ご父母が寮や学校に何を期待しているかを,肌で感じてくることが,地区懇における自分の役割ではないかと思われた。そして,その仕事を遂行するには,自分がしゃべるよりも,ご父母の話に耳を傾けて素直に聞くことのほうが重要であると考えるようになった。 


2013年1月

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