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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(70) ・ 模擬授業/同窓会主催

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しまなみ海道ウォーキング(1)

愛光創立50周年記念行事の一環として,9月27日(金)に,「しまなみ海道ウォーキング」の一大行事が実施された。

天候については,1週間前からインターネットの「ヤフー天気予報」と「ヤン坊マー坊天気予報」の情報をチェックし,変化する予報に一喜一憂しながら,当日を待った。

 前日の予報では,27日(金)当日の東予の午前中の降水確率が30%であったが,当日午前5時のピンポイント予報では,吉海町の降水量は1日中,ゼロであった。

あるとき,テレビ局の気象予報士が個人的な見解と断った上で,「降水確率が40%では雨が降らない。50%になると雨が降ることもあれば,降らないこともある。60%だと,雨が必ず降ると思ってよい。」とわたしに語ってくれたことがあった。

 東予地方の当日午後6時の降水確率は,60%であったように記憶しているが,生徒が歩く間は,雨が降ったとしてもあまり大したことはないであろうと判断した。(実際には天気のくずれが予報よりも早かったようである。)また,この日,注意報はまったく出されていなかった。

 当日のわたしの役目は,遅刻や欠席している生徒に連絡を取り,確認をした上,本部に連絡を取り,その後,7名の教職員を車で吉海町まで送ることであった。

 全校の行事であるため,出欠席の確認には結構時間がかかったが,連絡を終えて,9時過ぎに車で吉海町へ向かうことができた。

 吉海町に到着すると,次のわたしの仕事は,吉海町近辺の道路を巡回することであった。ハザードランプを点滅させながら,徐行をし,歩行している生徒の様子を観察していたが,黄色の紙を掲げて援助を求めたのは,わたしの巡回範囲では,一人のみであった。

 疲れた様子の生徒もいたが,どの顔を見ても,頑張ろうという意気込みを感じることができた。

 道中,グループの友人どうしで,どのような会話が交わされたかは,想像の域を出ないが,きっと一生の宝物になるような思い出ができたに違いない。このような思い出は教室の中では作りにくい。行事教育の持つ素晴らしさは,この思い出作りが比較的容易にできることである。それは,教室での学習が主に知性の教育であり,行事教育が「感動の教育」であるからであろう。

 全人教育とは,生徒たちを,「真,善,美,聖,健,富」が調和をした人間に育てることを言うようだが,行事教育は果たして,この六つのどれを鍛えることになるのであろうか。  
      つづく


2013年1月

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