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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(72)・日曜夜の中1寮の学習時間

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 運転

「しまなみ海道ウォーキング」の時に,乗車定員8名の車に8人が乗ったのは初めての経験であった。ブレーキが少し利きにくい(制動距離が長くなる)ことを除けば,そう運転技術を変える必要はなさそうである。もちろん,ブレーキが利きにくいなどと言えば,乗車している教職員に不安を与えると思って,一言も触れなかったが。また,来島海峡大橋の上で,妙にハンドルを取られるように感じたのは,ただ単に風のせいだったのであろうか。38年間も運転をしていると,いろいろな経験をする。

思えば,わたしが運転免許を取得したのは,17歳(高校2年生)の時であった。もちろん当時は軽自動車免許である。

車を運転することが好きであったこともあるが,長期の休暇中にアルバイトをするためでもあった。ちなみに,現在,愛光生はアルバイトをすることを禁じられている。

長期休暇になると,松山市内のお菓子の材料を扱う会社でアルバイトをした。市内にある大小のお菓子メーカーに,車で材料を配達するのがわたしの仕事である。わたし専用の配送車を与えられていた。おかげで今でも,市内のお菓子を製造するメーカーの名前と場所が,記憶の中に残っている。

長期休暇中,毎日運転するのであるから,事故に遭う確率が高くなる。ちょっとした事故は,あったかもしれないが,忘れてしまった。しかし,「事故ゼロの日」に引き起こした事故については今でも鮮明に覚えている。

車はマツダの「ミゼット」という軽三輪車であった。いつものように,荷物を乗せて市内を運転している途中,伊予鉄「古町駅」近辺の市道の交差点で両者が徐行運転をしなかったために事故は起こった。
 
 相手の車も同じ三輪車であったため,衝突後,両方の車が横転した。わたしの車には,助手席にアルバイト先の社員が乗車していたのだが,左側を下にして横転したために,わたしが上に乗っかかる形になった。呆然としているわたしに向かって,「早くドアを開けろ」と指示が飛んだ。わたしは,それに応えて,ドアを上に向かって開けた。車のドアを上に向けて開けたのは,後にも先にも,この一度だけである。

つづく

 

2013年1月

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