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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(75)

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英語検定(2)

 愛光に来て,校外模試なるものの存在を知ったが,当時も現在も,校外模試が実施されているのは,中3から上である。

 何か,中2でよい刺激剤になり,実力アップにつながるものはないかと考える中で,この「英検」を思い出した。本校には寮生がいるため,校外の受検場を勧めることは困難である。そのような中で,英語科で相談した結果,学校で団体受検をすることになった。(現在は高3の英語を担当している竹村司郎先生が「英検」の責任者となっている。)

 中1で4級,中2で3級,中3で準2級,高1と高2で2級を受ける生徒が多い。もちろん希望者受検であるが,中1生,中2生は,ほぼ全員が受検する。中1の4級については,合格率はほぼ100%,中2の3級の合格率は常に95%を超える。以前は「英検」用に,何か特別な指導をすることはなかったが,最近,ほんの少しではあるにしても,生徒の弱点指導をし始めたようである。

 「英検2級」以上の資格を持っていると,推薦入試や,ごく一部の大学入試に有利に働くケースがある。最近は「英検」だけでなく,さまざまなタイプの試験が,それぞれの目的に合わせて,実施されている。

 全国の中・高一貫の学校を見ると,中3で全員に2級をチャレンジさせる学校があるようだが,わたし個人としては経験上,賛成できない。それは,学校の授業以外の学習を,それも,かなりの量の内容を習得しなければ合格できないからである。

 すなわち,中3で英検2級に合格するためには,特別補習を組み,特訓を必要とする。前任校のように,英語を目玉にして生徒を鍛えるのであれば,問題はない。しかし,本校のように難関大学受験を目指す生徒にとっては,英語にあまりにも力を入れ過ぎると,他の教科の学習に影響が出ることは免れない。

 従って,本校の学習のペースからして,中3が準2級,そして,英検2級は高1が適正な学年であるとわたしは考える。


2013年1月

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