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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(79) ・ クリスマス祝会準備(体育館

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今のマイクは,昔と違って,できるだけ近くで話すほうが良いということを,前日会場の音響担当者から聞いていた。わたしは,第45回の「教務のひとりごと」でも触れたことがあるが,高校時代にアナウンスの勉強をしたことがある。従って,マイクの前でしゃべった経験は数多い。マイクに向かってしゃべる時に,わたしが特に気をつけるのは,「サ行」の発音である。破裂音が強いと,日本語は聞きづらくなる。英語の発音がうまいプロのアナウンサーの日本語の発音が聞きづらく聞こえるのは,この理由による場合が多い。わたしは,高校時代から,この「サ行」の発音にこだわったために,英語の「c」の発音に今でも苦労している。

あまりマイクに近いと,この破裂音が,会場に響くので,できるだけ,マイクの位置が自分の口の真前にくるようにしておいて,少し距離を置くという形を取ったが,礼をした時に,大きく前へ頭を傾けてしまったので,眼鏡がマイクに当たったのである。

司会者の席からは,司会の声が会場でどのように聞こえているのかは,残念ながらほとんど分からない。このことは本校の体育館の舞台に立つとよく分かる。体育館の舞台で話す人の話は,同じ舞台に立っている人には,何をしゃべっているのか分からないほど聞きづらいと言ったら,状況がよく分かるかもしれない。モニターのスピーカーがない限り,舞台上の人には同じ舞台に立っている人の声は聞きづらいのである。

司会が直接関わったことではないが,ボニファシオ管区長から,休日のプレゼントの発表があった時,舞台の上で,学校長とビセンテ・アリバス神父様と3人で相談をする場面があった。あの舞台上でどのような会話が行われたのかは,まだ尋ねていない。

管区長の「明日を休日にします。」という英語が会場に響くと,一斉に拍手が起こった。その後,学校長から日本語で,同じ内容が告げられると,一段と大きな拍手が起こった。突然の発表であったので,生徒たちも,にわかには信じられなかったのであろう。この後,担任に,「本当ですか?」と質問する生徒たちがかなりいたようである。自宅生のご父母は,生徒よりももっと信じられなかったのであろう。学校へ問い合わせの電話が10件を超えてかかってきたとのことである。これでは徹底を欠くことになってはいけないと判断し,緊急連絡網を使って自宅生に連絡をするよう,教務からクラス担任に依頼をし,その日のホームページにも「お知らせ」として掲載をした。


 「教務のひとりごと」は,今回が年内の最終回です。来年の1月12日(日)に再開いたします。 


2013年1月

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