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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(82)  英検

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センター試験(1)

 今年の「大学入試センター試験」は,1月18日(土)と1月19日(日)の両日に実施された。現,高3の45期生は,このセンター試験の結果をもとに,2次試験を受ける大学を最終的に決定することになる。

 センター試験については,いくつか思い出があるので,今回はその一つを述べてみよう。

 英語の問題で,生徒たちが198点(200点満点)を取るケースはよくあるが,発音・アクセント問題を1問だけ間違った結果,上記の点数になったケースが妙に記憶に残っている。指導経験から言えることだが,発音問題やアクセント問題を苦手とする生徒はかなりいるようである。

 この発音・アクセント問題をどのようにして生徒の記憶に定着させるか,工夫をしたことをいくつか述べてみよう。

 同じ綴りで,名詞の場合と動詞の場合でアクセントの位置が異なる単語を,わたしは「名前動後温泉ルール」の単語と教えている。名詞の場合には,前にアクセントがあり,動詞の場合には,後ろにアクセントがあることと,愛媛の名所,道後温泉を引っ掛けていることは,すぐにお分かりいただけると思う。

 実は,今年の高3生のあるクラスに出向く機会があって,発音・アクセント問題について説明する中で,本校の中1,中2の使用教科書名である「プログレス」という単語は,この「名前動後温泉ルール」の単語であると言った記憶がある。この単語が今年のアクセント問題で名詞の形で出題された。名詞であるから前にアクセントがあることになり,prog・ressのoを強く発音する。ちなみに動詞ではpro・gressの e を強く発音する。

 現在わたしが担当している中2生にも,この単語がいつか出題されるから,記憶しておくようにと言ってきたが,これで中2生が4年後に受けるセンター試験には,この単語は出題されないことが確定してしまった。

  つづく


2013年1月

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