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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(83) ・ 中1寮と寮の昼食メニュー

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センタ-試験(2)  先週の続きです。

 発音問題を教える時には,さらに工夫を必要とする。

 例えば,heard と heart の earは,全く同じ綴りであるのに発音が異なる。heard の場合は,work,bird などの単語と同じ発音になるが,heart の場合は park や car などの単語と同じ発音になる。わたしはこれを「心は広く」と教える。それは口を「広く」開けて,のどの奥から声を出すからである。「人間の心は広いほうが良いからね。」と言うと,次の機会にこの単語の発音について尋ねたときに,すぐに「心は広く」と生徒から声が返ってくる。

 発音については,この他にも数多くの工夫をして生徒たちに教えている。最初のうち笑っている生徒も,いつしか「チュータ式記憶法?」に慣れてくれるようである。もちろん,実際に発音の練習を繰り返さねば,意味のないことになってしまうが。

 大学入試問題の長文に,学校で使用した問題集や自分が選んだ英文から出題されたら,これくらいうれしい事はない。しかし,実際にそのようなことがあったのだろうか。

 わたしの愛光での教師歴25年の中で,生徒が授業で学習した英語の長文が,大学入試の2次試験に出題されたと報告を受けたのは,わずかに2問である。1問は国立大学で,1問は私立大学で出題された。

 発音・アクセント問題は予想した問題が的中することがよくあるのだが,英語の長文は学校で学習したものが,そのまま出題されることは先ずないと言ってよいであろう。

  つづく


2013年1月

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