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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(84) ・ 寮の部屋抽選

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センター試験(3)  先週の続きです。

 また,29期生を教えたときに,次のような思い出話がある。

 英語のimagine という単語には形容詞形が三つある。imaginary(想像上の), imaginative(想像力に富んだ), imaginable(想像できる) である。わたしは,これがセンター試験(当時は共通一次試験)に出題されると予想をし,生徒に伝えた。ところが,その年の一次試験には,この問題は出題されず予想は外れてしまった。来年は必ず出題されると生徒たちに負け惜しみを言ったが,心の中では当たらないのが当然であると思っていた。ところが,その年の東京大学の2次試験が終わった直後に,ある生徒が,「先生,出ました。」と興奮した声で電話をかけてきた。何が出たのかと思って聞いてみると,imagine の形容詞形の imaginary が出題されたとのことであった。

生徒たちの英語学習は大変だとは思うが,日本のどの大学のどのような問題にも十分に対応できる力を6年間,あるいは3年間かけて養うよう努力を重ねることしか大学合格の道はないのである。そのお手伝いをさせてもらうのが教師の役目であると思って日々教壇に立っている。

なお,後日,興味があったので,どのような問題であったかを調べてみたところ,与えられている数個の単語(動詞)のいずれかを形容詞形に変えて(  )内に記入する問題であった。

 問題文: Ghosts and fairies are (    ) ―― that is, they exist only in the minds of people. 

 imagine という動詞が選択肢の中にあり,これを選んで形容詞形を書けばよいのである。ここでは,「想像上の,架空の」という意味の imaginary が正解となる。

 


2013年1月

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