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チュータのひとりごと

2003年3月アーカイブ

教務のひとりごと(88)

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愛光初の混声合唱と集団の力

 「チュータ日誌」にも取り上げたが,2月21日(金)の参観日に,中1(学年主任:坂田幹仁先生)で合唱コンクールが開催された。

 これまでも,中1で合唱コンクールが行われてはきたが,今年のコンクールは愛光が開校されて初めての混声合唱となった。わたし個人にとっても,生徒の混声合唱を聞くのは25年ぶりのことである。

 合唱を発表する場所としては,やや手狭な空間を,工夫してうまく利用していた。また,今年は総合学習の一環として,先生方の協力を得て,自由曲の作詞や作曲を生徒たちが担当した。学年の先生方,特に国語担当の重川先生と,音楽担当の押田先生の苦労は大変なものであったろうと,容易に推察できる。

 中央に設けられた席に着き,開会を待った。最初に,急に合唱に入ると声が出ないといけないということで,全員で声だしをした。その曲が校歌であった。わたしも大きな声で歌っていると生徒がびっくりしたのか,後ろを振り向いた。50周年記念式典の時もそうであったが,途中まで元気よく歌ったのだが,また涙が出て声が詰まってしまった。どうも歳のせいか,涙もろくなったようである。自分の教師生活の中で9回,合唱コンクールを手がけたため,中学生や高校生の声が,記憶の中に残っていて,その声を思い出すのが,涙の原因ではないかと思っているのだが,よくは分からない。
英語小テスト(2) 先週の続きです。

 この小テストの効果を上げるため,担当の教師によって少し形は違うものの,合格点を取らないと,生徒にペナルティーが与えられる。

 ペナルティーの内容は,その日の範囲の単語と暗唱文を数回書いて提出するというものである。この提出に,29期生の一人が「カキカキ」という呼び名をつけた。提出を忘れると「カキカキ」の回数が増えることになっており,考えられないほど多くの「カキカキ」に挑戦(?)した生徒たちもいた。

 また,指と指の間に鉛筆をはさみ,一度に4回分の単語や暗唱文を書く新技術(?)を案出した生徒もいた。このことには,その生徒が卒業するまで気付かなかったので,実際にどのようにして書いたのかは,未だに分かっていない。

 暗唱文のペナルティーの場合には,職員室や研究室の前で,口頭による暗唱を求められるケースもある。すらすらと言えないと,何度もやり直しを命じられるので,自然に口から出てくるようになる。卒業後も暗唱文がすらすらと出てくるのは,これらを含む3年間の特訓のおかげであろう。

 教師が予習の大切さを教えようと,いろいろと工夫を凝らしても,生徒たちは小テストや授業の準備ができないこともある。それを,いかに指導して,継続させていくかが今後の課題である。


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