愛光学園

60周年特別企画ページはこちら

WWW を検索 愛光学園サイト内を検索

チュータのひとりごと

教務のひとりごと(92) ・ 学級懇談会(昨日) ・ 高3補習

|
不慮の事故からまもなく1年

 先日,本校に赴任された新人の先生方の歓迎会が市内のホテルで行われた。今年は予約の都合であろうか,4月の最終土曜日になってしまった。

 わたしは3ヵ月前から,この日を興居島中学,昭和36年度卒業の同窓会を行う日として予定を入れていたので,学校の歓迎会と重なったことで,困ったことになったと思っていた。

 ただ,同窓会の開始時刻が3時となっていたのが救いであった。

 当日,学校では午後に会議が入っていたために,会議終了後,開始時刻に間に合うようにタクシーで会場に向かった。一旦車で帰宅するには時間が足りなかった。

 定刻に何とか間に合って到着し,開会になった。わたしはこの日の司会を担当することになっていたので,遅れるわけにはいかなかったのである。

 同窓会が無事終了し,次に本校の歓迎会の会場へと向かった。たまたま,徒歩で5分くらいの場所に会場があったので,急いでそちらへ移り,開始時刻に間に合った。

 翌日,眠い目をこすりながら,ホームページの更新に学校へ向かおうと思い,外へ出て車を学校に置いてきたことに気がついた。そこで,天気も良いし,散歩がてら徒歩で学校まで行ってみることにした。

 中央通りと新田高校を結ぶ市道に出て思い出したことがある。それは,昨年度50期生の徳永浩人君が不慮の交通事故で亡くなってから,まもなく1年になるということである。この市道は,いつも彼が通学に利用した道路であった。

 彼が通った道を,歩いてみようと,踏切をわたり,すぐ左に曲がった。彼のご両親が,安全のためにと選んだコースである。事故現場には「お地蔵さん」が作られており,花が供えられていた。合掌してしばらく前に立ち,心で会話をしてその場を去った。50メートルほど行ったところで,「中村さんではありませんか。」と町内の清掃奉仕をしている女性から声をかけられた。初めは相手の女性が誰だか分からなかったが,話を聞いているうちに,前日に同窓会をした友人のお姉さんであることが分かった。その方は,浩人君のことをよく覚えていて,「にこにこして,毎日元気にこの道を通学していたのにねえ。」としみじみ話してくれた。しばらく立ち話をして,30メートルほど行ったところで,車のキーを持っていないことに気が付いた。県道に出て,急いで家まで帰り,もう一度,事故現場の前を通って手を合わせ,学校に向かった。

 この日のホームページの「教務のひとりごと」には,ホームページ(2)と,高3生の「学研模試」,本校のグラウンドで行われていた「愛媛県中予地区サッカー大会」における愛光サッカー部の初戦での奮闘ぶりが,写真で掲載された。

2013年1月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

アーカイブ

All Rights Reserved Copyright AIKOU educational institution