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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(106)

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夏期補習(1)

今年の夏期補習について,愛光学園校報誌「インテルノス」に掲載する原稿を書くように依頼を受けた。

いずれ発表する内容ではあるが,今年の補習について,この「教務のひとりごと」でも述べてみよう。

昨年度の「インテルノス」に掲載した文でも触れているが,高2以下の夏期補習の問題点となった前期補習の目的を,今年は「期末考査の解説」に絞った。授業を進めると,内容のチェックが2学期になってしまうという問題点が指摘されたからである。

目的を期末考査の解説にしたことで,4日間を設定すれば対応できることになった。基本時間割を1日5時限の特別時間割とし,6時限目を各学年の事情によって補習や「総合的な学習の時間」などに利用する形とした。

これで,生徒たちが期末考査の解説を聞き,各自がもつ各教科の問題点をはっきりさせて,夏休みを迎えることができるようになった。

また,前期4日の間に,中1~中3は技術家庭の実習を行った。今年度新しく企画されたものに,中3生の実習に選択制を採用したことがある。5コース(ロボット・木工・陶芸・イメージ飾画・調理)を設定し,生徒たちが各自の希望で選択した。

調理コースは調理学校に出かけて行うという本格的(?)なものであった。本校の教員が指導にあたるケースもあるが,ほとんど外部講師に依頼する形を取っている。ホームページ用の写真を撮影している最中に,実習中の生徒の顔には,授業中とは違った輝きがあることに気がついた。手仕事が持つ楽しさを生徒たちは,ここで体感しているのであろう。

学習からくる疲労を回復するのに体を休めることも有効であるが,学習とは全く異なった手仕事をやってみるのもよい。

これとは少し異なるが,数学の問題を解いていて,頭が疲れたときに,英単語や*「モデル・センテンス」を暗唱したらよいと,わたしは生徒たちに言うことがある。暗唱はできるだけ短時間に,回数を繰り返すことが望ましい。他の教科の学習の合間に,少し時間をとって暗唱すると,頭の疲れが取れるのと同時に,暗唱の回数が増えるという利点があると思っている。しかし,現実はそんなに簡単に切り替えができないのかもしれない。

*「モデル・センテンス」 本校の英語科が作成した暗唱文例集

   つづく

2013年1月

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