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チュータのひとりごと

教務のひとりごと(110) ・ 入試オープン ・ 愛光学園学校説明会

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私学研修会(1)

 先日の「チュータ日誌」で,香川県の尽誠学園高校で行われた「私学研修会」について紹介した。

 わたしの場合,ウィークデーに出張するのはまれなことである。宿泊まで伴うこともあって,できるだけ多くのことを吸収して帰ろうと考え,教務の分科会また全体会に参加した。

 この分科会で議題になったことについて触れてみよう。

 最近,「シラバス(syllabus)」という言葉をよく耳にする。ギリシャ語の「sittuba(標題紙)」を語源とし,複数形は「シラバイ(syllabi)」となる。stimulus(刺激)の複数形が「stimuli」となるのと同じである。

 このシラバスは,各学校の教育活動計画を明らかにするもので,「各教科,科目の目標と内容,使用教材,指導計画,指導方法などを記載する計画書」のことを言う。

 このシラバスを公表する学校が増えてきた。公立の学校では,作成,公表を義務付けるところも出てきたようである。政治の世界では「政権公約(マニフェスト)」,医学の世界では「説明と同意(インフォームド・コンセント)」に当たると言えば分かりやすいだろうか。

 当然,本校にも,各教科内に,年間カリキュラムの形でこのシラバスに当たる計画書が作成されている。わたしの所属する英語科も15年以上も前から,各学年で使用する教材や副教材,そして,各学期と1年間の進度を明確にしている。生徒たちも,ある程度は知っているが,公表する段階までには至っていない。

 特に私立学校において,成果をきちんと出していれば,公表する必要がないことだと思われてきた指導計画書を,社会が求め始めたのである。

    つづく

2013年1月

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