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チュータのひとりごと

2003年12月アーカイブ

アナウンス(1)

NHKの男性アナウンサーの声を聞いていると,明瞭で,歯切れがよく,響きが素晴らしいと思うのはわたしだけではないであろう。

年齢を重ねても,あのように素晴らしい声でいられるのは,人には分からないところで,なみなみならぬ努力をしていることが容易に想像できる。

「教務のひとりごと」の第44回と第45回で触れたが,わたしは盲腸の手術で運動会に参加できなかったことがきっかけで,小学6年の時からアナウンスをする機会に恵まれ,中学,高校と放送部に入部してアナウンスを担当した。

高校時代に県の代表として「全国高校放送コンテスト(アナウンス部門)」に出場することになり,NHKの現職アナウンサーから指導を受けるという恩恵にあずかったこともあった。

おかげでマイクの前に立って緊張するということはないのだが,最近,声の衰えを意識するようになった。声はアナウンサーだけでなく,教室で授業をする教師にとっても大切なものである。

自分の耳に聞こえる自分の声と,録音された自分の声が異なって聞こえることは,誰もが知っていることである。どうやら,のどで響いた声と,外に発せられた声の両方が自分の耳に届くため,実際の声と違って聞こえるらしい。他人に聞こえているのは,当然,録音されたほうの声である。

おそらく,全国のアナウンサーが,毎日,「アエイウエオアオ,カケキクケコカコ,サセシスセソサソ,...」と口の体操をしているに違いない。わたしも,以前は,これを毎日繰り返していたが,最近では全くと言ってよいほど,口の体操をしなくなった。練習をやめると徐々に,口がまわりにくくなる。最初のうちは,なかなかこのことに気づかないのだが,録音した自分の声を聞くと,はっきりと分かる。

愛光高校の現在の英語の入試には,リスニングテストが出題されることになっている。このテストで,わたしは,このリスニングテストが始まって以来,ずっと日本語の部分を担当し続けている。録音にはミニディスクを使用しており,しかも,かなり高価なマイクロフォンを2本使用しているので,これ以上ない音質で録音をしているのだが,録音を終えて自分の声を聞くと,かすれ声が混じっていることと,個々の発音が不明瞭になっていることに気づくようになった。また,5年くらい前と比較して,録音した自分の声の質が明らかに衰えていると感じた。

  つづく

 今年の「教務のひとりごと」は,これで終了します。
 来年は1月11日(日)からスタートします。
学校説明会と教務の仕事(3)

行事が終わったすぐ後に,次年度のための予定を作っておく。これはわたしが教務の仕事をする上で,特に力を入れていることである。コンピュータはこの仕事をするのに非常に適しているように思う。


教務の仕事は膨大な量になるが,毎年繰り返されるものがかなり含まれている。コンピュータの中に30ほどのフォルダを作り,そこにすべての文書を分類して保存している。文書の頭に日付を記しているので,いつ保存されたものか,すぐ分かるようになっている。保存だけではない。いつプリントアウトされたかということも,ある記号をつけて分かるようにしている。


資料をプリントアウトし,行事が終了した時点で必ず次年度用に訂正や変更を加えておく。これを繰り返すと,次年度になって画面に呼び出したとき,作成の苦労が少なくてすむだけでなく,前年度のことを思い出すのがより容易になる。


今,手元には,前教務主任の砂田良彦先生が作成した月別作業一覧表とわたしが作成した年間作業表の2種類の作業表がある。この2種類の作業表で,教務の既存の仕事の90%を掌握できる。


スピーディーに仕事がはかどるよう工夫をする楽しみのようなものが,教務の仕事にはあるような気がする。


先生方や生徒たちが,より円滑に動けるように心を配ることが,教務の最大の仕事と言えるかもしれない。

   おわり

2013年1月

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