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チュータのひとりごと

2004年4月アーカイブ

チュータのひとりごと(126)

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オーストラリア語学研修

 昨年度SARS(Severe Acute Respiratory Syndrome)が流行したため中止せざるをえなくなったオーストラリア語学研修を復活することになり,以前と同様,高1生から参加者を募ることに決定した。

 在来生には,中3終了時にパンフレットを配布し,高1新入生には「合格者連絡会」で研修の案内をした。

 昨年度実施できなかった高2生にも機会を与えてはどうかという意見もあったが,参加生徒数や大学入試のことを考え,対象を高1のみにしぼることになった。

 先日,第1回の説明会を開いたが,希望する50名以上の生徒が出席し,この研修に関心を持つ生徒が多いことに驚いた。

 第65回の「教務のひとりごと」で触れたことであるが,わたしはこの語学研修計画の準備のため,6年前の夏休み中に,ブリズベン,シドニー,メルボルンを8日間かけて訪問した。

 ここ数年,わたしが担当する中学生の英語の授業の中で最も強調していることは,今や英語がイギリスやアメリカ,またオーストラリアだけの言語ではなく,世界の共通語になりつつあるということである。それは,英語のリスニングやスピーキングができることが,世界に羽ばたこうとする人間にとって必要不可欠な要素になっているという現実を生徒に理解してもらいたいからである。「世界的教養人」としての資質の一つに英語でコミュニケーションができることが含まれていると述べたほうが適切かもしれない。

 2週間くらいの滞在で英語が急に上達することはないであろうが,たとえ短期間であっても,海外に出かけた生徒たちは,英語のスピーキングの大切さを認識する。

 このことを認識して帰国した生徒たちは,英語の学習に対する姿勢を変える。実は,これが海外で研修をしたことの最も大きな利点であるとわたしは思っている。
標準家庭学習時間(2)

 もちろん,個々の生徒たちの得意,不得意などもあり,この学習時間が全員の生徒たちに共通に当てはまる時間だということではない。

 教員が,少なくとも1日にこの程度はやってほしい,また,やってもらわなければならない時間だと決めたのが,この「標準家庭学習時間」である。

 中1生とその保護者には,この「標準家庭学習時間」の各教科からの指示(「教材と家庭学習内容」)と「年間学習計画一覧表」を『授業計画と家庭学習』というタイトルの冊子にして入学式当日に配付した。

 詳しい説明は,5月の連休後に開催される学級懇談会で,中1各クラス担任が述べることになっているので,中1の保護者の皆様には,この冊子を懇談会当日に持参してほしいことをお伝えしておきたい。

 以前の「教務のひとりごと」でシラバスのことに触れたが,今回の中1で配付した「授業計画と家庭学習」はシラバスとまでは言えないまでも,それに近いものである。

 中2と中3についても,中1と同様の冊子を作成し,連休後の学級懇談会で担任からご父母に配付をすることが計画されている。

 特に中学のご父母から要望のあったこの冊子が有効に利用されることを願っている。

 おわり
標準家庭学習時間(1)

 新しい年度の最初の日となる入学式と始業式の当日に,各クラス担任から生徒たちに「標準家庭学習時間」を配付し,説明がなされた。

 聞き慣れない言葉に生徒たちは少しとまどいを覚えたかもしれない。

 昨年度の1学期であったように記憶しているが,生徒たちの家庭学習時間が減少しているのではないかという指摘があり,教務の進学が調査を行った。

 生徒たちの毎日の家庭学習時間は学年によって異なるが,例えば中3では,英語1.5時間,数学1.5時間,その他の教科を1時間とおおまかに決まっていた。と言うよりも,それくらいの時間をかけないと1日の予習や復習ができないようになっていた。

 ところがこの調査で,教員が納得できる家庭学習時間を生徒たちが確保していないケースがあるというデータが出た。

 これを機会に,標準的な家庭学習時間を決めようではないかということになり,ほぼ半年をかけて教科会,学年会,中学部教育課程委員会,職員会で協議を重ね,新しい年度の4月に「標準家庭学習時間」として生徒やご父母に配付することになった。

 この「標準家庭学習時間」を決めていく上で,各教科の時間を足していくと,理科や社会に力を入れ始める高2の3学期から,寮生の学習時間が,日課表上では不足することが分かり,一足早く,昨年度の高2の3学期から寮の学習時間を延長することになった。

 つづく


 お知らせ

 平成16年度 愛光中学校入学式の「学校長式辞」を掲載しました。トップページの各種行事からアクセスしてください。


 表題(「教務のひとりごと」)を今年度から「チュータのひとりごと」に変更します。

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