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チュータのひとりごと

チュータのひとりごと(127) ・ 授業参観 ・ 遠足

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子育て

 先日,英語科,尾崎誠治先生の結婚式の披露宴に招待を受けて出席した。日誌でも紹介させてもらったが,趣向を凝らした宴に出席者は皆,それぞれの感動を心に残したに違いない。

 夫婦は最小単位の家族である。1+1=2となり,ここから家庭が出発する。

 本校にも若い教員が数多くおり,子育て真っ最中の教員も多い。

 教育者として,教師が職場の仕事に全力を投じるのは当然であるが,自分の家庭を顧みない教師生活であってほしくないというのがわたしの願いである。

 教師も一つの家庭を持つ社会人であることを忘れてほしくないということである。

 仕事と家庭を両立させることは,懸命にやればやるほど大変なように思えるのだが,実は,そこから人生の充実感を味わえるように思われる。

 子どもは親の後姿を見て育つとよく言われるが,正面から向かってやらねばならないことのほうが多いのではないだろうか。見えないところで気遣ってやる必要はあるが,面と向かって意見を述べ合わなければならない機会は数多いはずである。「後姿」という美しい言葉に隠れて,結果が子どもの現実から目をそむけることになってはならない。

 ちょうど,教師として最も充実している期間に,自分の子育ての期間が重なることが多い。しかし,この期間が重なるからこそ,教師として素晴らしく成長できているのではないだろうか。

 時間が許す限り,自分の子どもと一緒に様々な活動に参加し,共に家族の一員であることを自覚することが,教師生活をより豊かにする原動力になるのではないか。

 自らへの反省を込めて,子育て真っ最中の先生たちにエールを送りたい。

2013年1月

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