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チュータのひとりごと

2004年6月アーカイブ

中1集団宿泊研修(3)

 二日目の午前中に「カヌー漕艇」を実施した。天気は良かったのだが,川上から川下に向かって風が吹いていたため,水の流れと風とで,川上に向かって漕ぐのは大変だったようである。

 午後は選択研修で,「マウンテンバイク」,「フラワーアート」,「クライミングウォール」,「エアロビ」を実施した。

 チュータ日誌では「フラワーアート」と「クライミングウォール」を紹介したが,体調がすぐれない生徒を病院に送迎する仕事を担当していたため,残りの二つの場所を訪問する時間がなかった。

 夜はキャンドルサービスを行い,西村清先生の司会で厳粛に会が進んだ。ろうそくの光を見つめながら,代表の生徒たちが述べる「決意」を聞いて,中1生たちの胸に熱いものがこみ上げてきたに違いない。

 三日目は起床,清掃,退所準備,朝食を済ませた後,退所式が行われた。すべての行事が終わり,午前9時40分に「国立大洲青年の家」を後にし,予定通り午前11時に学校に到着した。

 今年は,例年に比べて体調を崩した生徒が少し多かったようで,保健担当の中崎栄先生は三日間を通して大変忙しく,最終日は朝食を取る暇がなかったほどである。

 わたしが言うのはおかしな話かもしれないが,このような集団による行事は,学年に関わる担任,副担任,その他の教員の献身的な努力によって支えられている。当たり前と言ってしまえば,それまでだが,実際に活動する教員の姿を見ると,誰もが分かる事実である。

 最後に52期生を引率した教員(敬称略)を紹介して報告を終えたい。

五百木誠也校長

学年主任:八塚光
A組担任:佐藤雄一郎   副担任:浜田俊三
B組担任:徳永康樹      副担任:八代昌平
C組担任:西村清         副担任:徳岡恵美
D組担任:八塚光         副担任:真柄あや子
養護:中崎栄
近藤哲平
中村道郎         以上12名
中1集団宿泊研修(2)

 昼食はバイキング方式で,かなりの品数の中から,生徒たちが好きなものを選んで食べることができるようになっており,生徒たちは思い思いの料理を楽しんでいた。昼食と夕食のうどん,そば,カレーライス,牛丼などに人気があったようだが,牛丼を5杯食べた生徒がいたと聞いて,驚くと同時に,胃は大丈夫なのかと心配にもなった。

 午後の「ウォークラリー」は2時間かけて通過ポイントを回る競技で,速すぎても遅すぎてもいけないということで,生徒たちはいろいろ工夫をしていたようである。他の中学校の生徒も同じ競技を30分遅れで実施したため,街中のコースに当たっている場所は,かなりの数の生徒たちが行き交っていた。道に迷った生徒が1名もいなかったのは,このおかげであったと指摘する教員もいた。

 夜は坐禅を行った。副住職から説明があった後,坐禅に入ったが,「けいさく」を求める生徒が多かったため,「パシリ」という音が何度も武道館に響いていた。

 生徒たちが就寝したあとも,教員の仕事は続く。ミーティングを行い,その日の反省と翌日の打ち合わせを行うと,12時を回っている。担任と副担任は分担して見回りをし,生徒が寝ていることを確認して床に就く。体調を崩している生徒がいることもあって,床に就くのは午前2時を過ぎることもあった。

 朝は午前6時30分に起床の音楽が流れる。洗面,清掃をして午前7時の「朝のつどい」に参加する。いくつかの学校や団体と一緒に朝の挨拶,国旗,所旗の掲揚とラジオ体操,そして,諸連絡が行われる。

    つづく
中1集団宿泊研修(1)

 41期生が中1の時に,学年主任として集団宿泊研修に参加して以来,久しぶりに中1の研修に参加をしたので,行事の内容や印象について報告することにしよう。中1のご父母には,中1学年部発行の学年通信(学年主任,八塚光先生作成)と重なる部分もあるので了承していただきたい。

 中1の集団宿泊研修,中3の研修旅行,高2の修学旅行と,愛光生活6年間の中で宿泊を伴う学年行事を3回実施することになっている。

 いずれの場合もそうであるが,天候に恵まれる場合と恵まれない場合とでは,研修の思い出に少し差が出るように思う。

 今年の「国立大洲青年の家」での宿泊研修は,天気に恵まれ,すべての行事が順調に進んだ。最終日には雨の予報が出ていたが,青年の家を出発するまで,太陽が顔をのぞかせていた。

 松山へ帰ってくると,この日から梅雨入りだということで,52期生の「運」のよさを感じさせられた。

 初日は到着するとすぐに「入所式」があり,五百木誠也校長から研修の意義について話があった後,「青年の家」のスタッフと学年主任の八塚光先生によるオリエンテーションが行われた。また,午後の「ウォークラリー」について,佐藤雄一郎先生から詳しい説明があった。

 つづく
パワーポイント(2)

 英語2の英作文の教材は,英語1で習得した表現を用いて英作文をするように工夫されている。従って,英作文の授業では予習を要求してはいるものの,実際の内容は英語1の復習になっているのである。

 予習を忘れる生徒はほとんどいない。時に,英語2のもう一方の担当のウィリアム先生の授業と間違えて準備をしてくる生徒がいるが,これも1学期の後半には皆無になる。

 生徒に指名して英作文の答えを求める場合と,全員が声を合わせて答えを言う場合があるが,いずれにしても口頭で答えを要求する。答えが正解の場合,全員がリピートし,次にパワーポイントで作成した正答をスクリーンに映し出す。これにはアニメーションがついており,生徒たちの中から笑いや驚きの声が上がることがある。

 答えがスクリーンに映し出された後,もう一度,全員がリピートすると,「Check your answers.」という指示を与える。生徒はスクリーンに映し出されている答えを見て自分の答えを訂正する。この後,答えの英文の中に含まれている重要なポイントを一つずつスクリーンに重ね映しをしていくのであるが,この工夫に,それぞれの教師の持ち味が発揮される。つまり,教師にとって,この工夫のプロセスが授業の準備における最も楽しい部分の一つであると言えるのではないだろうか。

 たとえ,いくら楽しい授業であっても,また,いくら素晴らしいと思える授業であっても生徒に実力がつかなければ全く意味がない。生徒たちの反応を見た限りの感想であるが,パワーポイントで説明を加えることによって,生徒たちは英語のポイントをより早く,しかもより明確に理解できるようになっているように思われる。OHPの時には口頭でしかできなかった細かな説明が,繰り返し,何度もスクリーンに映しだされるので定着度も高くなると期待している。

 映像だけではない。音声を出すこともできるので,いろいろな工夫が可能になる。また,新しい工夫を思いついたら,この「ひとりごと」で紹介することにしたい。

  おわり

2013年1月

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