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チュータのひとりごと

チュータのひとりごと(131) ・ 地区別懇談会(高1)

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パワーポイント(2)

 英語2の英作文の教材は,英語1で習得した表現を用いて英作文をするように工夫されている。従って,英作文の授業では予習を要求してはいるものの,実際の内容は英語1の復習になっているのである。

 予習を忘れる生徒はほとんどいない。時に,英語2のもう一方の担当のウィリアム先生の授業と間違えて準備をしてくる生徒がいるが,これも1学期の後半には皆無になる。

 生徒に指名して英作文の答えを求める場合と,全員が声を合わせて答えを言う場合があるが,いずれにしても口頭で答えを要求する。答えが正解の場合,全員がリピートし,次にパワーポイントで作成した正答をスクリーンに映し出す。これにはアニメーションがついており,生徒たちの中から笑いや驚きの声が上がることがある。

 答えがスクリーンに映し出された後,もう一度,全員がリピートすると,「Check your answers.」という指示を与える。生徒はスクリーンに映し出されている答えを見て自分の答えを訂正する。この後,答えの英文の中に含まれている重要なポイントを一つずつスクリーンに重ね映しをしていくのであるが,この工夫に,それぞれの教師の持ち味が発揮される。つまり,教師にとって,この工夫のプロセスが授業の準備における最も楽しい部分の一つであると言えるのではないだろうか。

 たとえ,いくら楽しい授業であっても,また,いくら素晴らしいと思える授業であっても生徒に実力がつかなければ全く意味がない。生徒たちの反応を見た限りの感想であるが,パワーポイントで説明を加えることによって,生徒たちは英語のポイントをより早く,しかもより明確に理解できるようになっているように思われる。OHPの時には口頭でしかできなかった細かな説明が,繰り返し,何度もスクリーンに映しだされるので定着度も高くなると期待している。

 映像だけではない。音声を出すこともできるので,いろいろな工夫が可能になる。また,新しい工夫を思いついたら,この「ひとりごと」で紹介することにしたい。

  おわり

2013年1月

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