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チュータのひとりごと

チュータのひとりごと(138)・ 体育大会(9月14日)から

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オーストラリア語学研修(2)

「ホームステイ」のスピーチでは,家族全員が早く床につくことに驚いたと,数名の生徒たちが述べていた。また,どの生徒もホームステイ先で大切にされていることが,彼らのスピーチからよく伝わってきた。

 当然,全員がスピーチをしたのであるが,さすがに本校の生徒たちは英語の文章力があるため,聞かせるスピーチをした。ジャッジに当たった現地の先生方も,生徒たちの素晴らしい発表に喜んでいた。2週間のホームステイであっても,英語をしゃべるという点で,進歩があったと喜んでくれたのであろう。

英語の学習ということで,もう一つ印象に残るプログラムがあった。それは「インテグレイション」と呼ばれる現地校での授業参加である。授業参加は,「ミューラー・カレッジ」で行われた。ここは,小学生から高校生までが在籍する創立間もない学校である。

いきなり授業の中へ入っていくので,生徒たちはとまどっていたようであるが,良い勉強になったと思う。いくつかのコースが用意されており,希望するコースを選ぶことができた。授業の内容を理解できた生徒もいたが,全く理解できなかったと報告した生徒もいた。自分が本当に興味を持つコースに入った生徒はある程度理解したようであるが,コースを何となく選んだ生徒は理解が難しかったようである。

自分が興味を持つことなら,難しい話もある程度理解できるが,あまり興味の無いことであると,英語ではとても理解は難しい。このことから,自分の得意な分野を作っておくことがコミュニケーションにおいて大切なことであると言えるであろう。

今回のオ-ストラリア語学研修を通して,生徒たちは多くのことを学んだ。その中でも,意志伝達の方法として,会話をすることがいかに重要であるかということを強く認識したに違いない。

現在,大学入試はリスニングの力を試そうと,様々なタイプのリスニングテストを課しているが,いずれ,個々の大学が2次試験でスピーキングの力を試すテストを工夫することになるのではないか。

本校の生徒たちはNHKの教材を利用して継続して英語のリスニングとスピーキングにチャレンジしているが,この学習もまさに「続いてこそ道」であろう。

  おわり

2013年1月

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