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チュータのひとりごと

チュータのひとりごと(139) ・ 中学寮の学習時間と昼食

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暴風警報(1)

台風の思い出について,第6回の「教務のひとりごと」で述べたが,今回の台風16号が通過したときに,松山でもかなりの強風が吹き,地域によっては,高潮や床下浸水の被害も出た。

 わたしは,台風16号が松山の西を通過すると知って,いつものように,庭の鉢を移動したり,木の枝をくくりつけたりして,台風襲来に備えた。

 家族の者は,また始まったとばかりに,半ばあきれ顔で,わたしの行動を見ていた。

わたしは瀬戸内海の興居島(ごごしま)での経験から,今度の台風は,今までのようなわけにはいかないと確信していた。

いつの頃からかは忘れてしまったが,台風が来るというニュースが入ってくると,不思議に,朝の3時頃から目がさめて,テレビやインターネットの天気予報(気象庁のホームページ)を見て,暴風警報がいつ出るのか確認する習慣ができてしまった。

この16号が接近した朝も,2時頃に目が覚めて,テレビのスイッチを入れた。外は風一つなく穏やかで,まだ,暴風警報は出ていなかった。次に目がさめたのが4時過ぎであったが,やはり暴風警報は出ていない。結局,5時前まで目がさめていたが,5時前に愛媛全域に暴風警報が出たというテロップがやっとNHKの放送で発表された。

インターネットで確認したところ,松山地方気象台は午前4時30分に暴風警報を出していた。

これで学校は休校になることが決まったのであるが,5時を過ぎているので,もう眠ることもできない。5時40分頃であろうか。電話が鳴った。生徒から休校かどうかを尋ねる電話がかかっていると宿直から電話があった。芳野敬三教頭が出張で不在のため,わたしに確認の電話が入ったのである。午前6時に中予地区に暴風警報が出ていれば休校になるということは,前日にクラス担任から全校生徒に伝えているのだが,中予地区の情報が分からないご父母もいるのだろうと思って,休校であることを伝えてほしいと宿直にお願いをした。

受話器を置くと同時に,ホームページに休校を伝える記事を書こうという考えが頭に浮かんだ。すぐに,車に乗って学校に向かった。学校に到着して宿直室で朝の挨拶をしている最中に電話が鳴った。もちろん,休校かどうかを確認する電話である。

急いでコンピュータに向かい,休校であることを書いてホームページの更新をした。6時10分頃であったと思う。

この日は,結局,40件もの電話が宿直室にかかったという報告を受けた。

つづく


2013年1月

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