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チュータのひとりごと

チュータのひとりごと(148) ・ 図書館

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愛光学園学校説明会(2)

会場の中の半数以上の人たちが「チュータ日誌」を知ってくれていたのもうれしかったが,こうして「チュータ」というニックネームが紹介されたこともうれしかった。

今年のわたしの担当は,午後,中学生と保護者にドミニカンセンターで話をすることであった。

数学科主任,松本且久教諭と英語科主任,西村清教諭の入試の話と竹内聡総務副部長とわたしの話を合わせて約1時間の会を行った。竹内教諭とわたしの説明は,プロジェクターを用いて,「パワーポイント」によるものであった。このプロジェクターは,わたしが授業で使用しているもので,前日にドミニカンセンターまで運び込んでいた。

午後の説明会が終わり,このプロジェクターをドミニカンセンターから元の置き場所にもどすことになり,竹内教諭と二人で持ち上げて階段を下りていた。相当の重量があり,階段の途中で一旦降ろした。そのとき,当日の会に参加していた一人の男性が,「お手伝いしましょう。」と言って持ち上げてくれた。「力仕事は慣れていますから。」と言いながら,階段の下まで運んでくれた。

腰が大丈夫かなと思いながら運んでいただけに,大いに助かったのであるが,それよりも,気軽に「お手伝いしましょう。」と言って駆け寄ってくれたその気持ちがとてもうれしかった。「思いをくれ」という人間が多くなったと言われている世の中で,「思いやり」の気持ちがまだまだすたれていないことを実感した。

自分自身が同じような状況に出合ったとき,同様の申し出ができるかどうか自問し,そのような思いやりの気持ちが薄れているのではないかと,自分をいましめるできごとともなった。

この日,上記の二つの嬉しいできごとがあり,さわやかな気持ちで,家路に付くことができた。

おわり


2013年1月

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