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チュータのひとりごと

チュータのひとりごと(150) ・ 高3直前模試

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参観日(2)

NHK新基礎英語の中で,リズムに合わせて単語を練習する場面があるが,これを何かに応用できないだろうかと常々考えていた。

あるとき,雑誌で子供用のキーボードが3,000円ほどで手に入ることが分かった。11月に注文をしていたのだが,何とこのキーボードが参観日の1週間前に届いた。早速リズムのキーを押して音を出してみたが,子供用のおもちゃであるせいか,教室に響くほど音が出ない。「小遣いの3,000円を無駄にしたなあ。」と思ったとき,ふと,現在使用している「CDラジカセ」の音が,クラス全体に流すには少し小さいことを思い出した。

そして,この二つの問題を解決するのに,別のスピーカーを使用する方法を思いついた。

OAの先生にお願いしたところ,PCに付属しているスピーカーで使用していないものがあると聞いたので,これを貰い受けることにした。

この2個のスピーカーを「CDラジカセ」本体の上に両面接着テープで固定し,音を出してみたところ,素晴らしい音が出ることが分かった。キーボードを接続してみたが,これも見事に素晴らしい音が出た。

配線が少し複雑になることが問題として残ったが,音が小さいという問題は解決した。

ただ,キーボードの操作に慣れていないことが唯一問題であった。そこはいつもの楽観主義で通すことにして,参観日に使うことに決めた。

パワーポイントについては,いつもどおりであったが,キーボードは接続プラグの操作ミスで音が出ないことがあり,冷や汗をかいた。

キーボードのリズムを使って練習をしていたとき,廊下でお母様と一緒に授業を見ていた3,4歳の子どもがリズムに合わせて身体を動かしている姿が目に飛び込んできた。わたしはその可愛い動きを見たとき,授業中であることを一瞬忘れてしまった。リズムの持つ力の大きさを目の前の子どもに教えられたような気がした。

キーボードをどのように利用するかは,さらに工夫を重ねなければならない課題であるが,自分の個性を出せるよう,これからも努力を続けたいと思っている。

  おわり

2013年1月

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